咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

悔いの残ったJC・・・オルフェーヴル

2012-11-26 23:13:00 | スポーツ
 昨日の東京競馬場、11万人以上の競馬ファンが懸命に応援した「第32回ジャパンカップ」。その日は、絶好のコンディションで開催され、内側も伸びる芝コースであったらしい。

 最内枠の1枠1番ビートブラック、春の天皇賞馬ながら8番人気の気楽な立場でレースに臨み、好スタートを決め終始先頭でレースを引っ張った。番手には大外からトーセンジョーダン(昨秋の天皇賞馬、JC2着馬)、3番手には牝馬三冠のジェンティルドンナなどが追走。内から4、5番手にフェノーメが追走するも、1コーナーまでにゴチャゴチャとしていた。オルフェーヴルは、いつものように後方5、6番手から追走。出遅れたルーラーシップはすかさず最内に入れて追走している・・・。

 3コーナーから4コーナーに先団が動くと後方にいたオルフェーヴルがスーッと大外から上がって、早くも4、5番手に取りついている。後続を引き離して逃げているビートブラックも直線半ばあたりで脚が上がって・・・。馬群も大きく広がってギューッと凝縮した中をオルフェーヴルが、満を持して先頭に躍り出た。番手にいた同厩舎のトーセンジョーダンの脚いろが悪くなったところを内からジェンティルドンナが一気に伸びてきた。

 オルフェーヴルとビートブラックの間を強引に割ったジェンティルドンナが、オルフェーヴルにぶつかってはじいている・・・。ところが、一瞬バランスを崩したオルフェーヴルの闘争心に火がついて、ジェンティルドンナとの叩き合いがゴールまで続いた。

 これら2頭が直線半ばから追い出すと、後方のフェノーメノとエイシンフラッシュの2頭が懸命に追い上げる。その外からダークシャドウとルーラーシップが馬体を併せて追い上げ、フェノーメノとエイシンフラッシュを交わして3、4番手に上がるも・・・ここまで。

 後続に2馬身2分の1と引き離したオルフェーヴルとジェンティルドンナが・・・ゴールに飛び込んだ。ストップモーションを見ると内のジェンティルドンナが、僅差で抑えている。

 しかし、最後の直線でオルフェーヴルの進路が狭くなったとの審議。パトロール映像から、オルフェーヴルはかなりはじき飛ばされており、並みの馬ならあれで終わっていただろう。ジェンティルドンナの降着ありかと思っていたが・・・。長い審議の結果、「到達順位のとおり確定・・」のアナウンス。レース後、岩田康成騎手は、進路妨害で2日間の騎乗停止となった。

 最後は、4キロ差の斤量がモノを言ったのか。それにしても、三冠牝馬は強い、強い。戦前、鞍上の岩田康成騎手が絶対勝つと言っていたことが、天に通じたらしい。でも、近年にない凄い競馬となったが、当方は相変わらずがっくり、オルフェーヴルがハナ差で逆転となっていれば・・・などと思っている程度。なお、3、4着は内のダークシャドウと外のルーラーシップで外が伸びた。

 3歳牝馬のJC勝利は、史上初の快挙、さらに鞍上も史上初の連覇となった。ところで、勝ちタイムは2分23秒1(芝・良)。さらに、上位4頭の上がりが32秒台とは、こちらも驚きのGIレースとなった。

 今回オルフェーヴルを負かすのは、3歳牡馬フェノーメノと思い懸命に応援するも最後は伸びなかった・・なぁ 前走がピークであったのかも、うーん。いよいよ、来週から師走競馬がスタート、早いね。

 当方、ブログ更新を毎日続けているが、今年もあと1ヶ月余・・・さあ、明日からも頑張るぞ。(夫)

[追 記1]~オルフェーヴル無念~
 後味の悪い敗戦にオルフェーヴル(牡4、池江)の池添騎手と池江師は、ともに無念を口にした。池添騎手は「見てもらった通り。だいぶバランスを崩し手前も替えている。着差が着差だけにという気はします。遠征帰りで力を出してくれたけど…。あの判定はどうかと思います。ちょっと納得がいかない」。池江師も「3回はぶつけられている。1回はバランスを崩して宙に浮いた。あれだけはじき飛ばされたら、どんな馬でも失速する。(ジェンティルドンナは)内ががら空きだったし、オルフェと謙一の進路に入る必要はなかったのでは…」。ともに「一生悔いが残る」と漏らした。

[追 記2]~レース後のコメント~
1着 ジェンティルドンナ(岩田騎手)
 「オルフェーヴルとの叩き合いを制することが出来たのはすごいことですが、逃げ馬を交わす時に微妙な進路取りになり、接触したことは申し訳ないと思っています。8枠からのレースは腹を括っておかないといけないと考えていました。道中は絶好のポジションで、4コーナーまでは完璧でした。接触がなかったら…と思います。自分の気持ちがレースに出てしまったのかもしれません。悔いが残ります。53キロを生かしたレースをしたいと思っていました。馬場状態を考えるとインコースを取りたい一心でした。前を早めに飲み込む形を想定し、オルフェーヴルも前にはいないレースを想定していました。これで負けたら仕方がないと思っていましたし、この馬が底を見せていないことが証明出来ました。彼女の本気を初めて見せてくれました。オークスの走りは良かったと改めて思いますし、東京の左回り、最高の馬場で結果が出ました。お疲れ様です、と馬には言いたいです。本当にファイトを持っている馬です」

(石坂正調教師)
 「騎手には特に指示していませんが、自分からあの位置を取りに行けるのがこの馬です。並んだら抜かせないのが最大の長所。今日のレースでもそこが出たと思います。この後、有馬記念は使いません。来年、ドバイを含め、凱旋門賞など海外遠征を視野に、馬の様子を見て決めていきたいと思います」

2着 オルフェーヴル(池添騎手)
 「道中、行きたがりましたが、馬の後ろで何とか折り合いました。直線、ぶつけられてバランスを崩し、手前を替えて…着差が着差だけに悔しいです」

(池江泰寿調教師)
 「この臨戦過程でよく頑張ってくれたと思います。審議の結果はJRAの判断ですから、それに従うだけです。今後のことはオーナーと相談して決めたいと思います」

3着 ルーラーシップ(ウィリアムズ騎手)
 「ゲートで座り込んでしまい…、痛かったです。ゲートを出ていれば、という気持ちです。有馬記念で逆転したいと思います」

(角居勝彦調教師)
 「ゲートが良くなかったですね。練習ではそんなことはないのですが…」

4着 ダークシャドウ(デムーロ騎手)
 「素晴らしい馬です。前に行きたかったのですが、1コーナーで前をカットされ、思う位置を取れませんでした。2400mは問題ありません。もう少し速いペースの方がこの馬には合っています」

5着 フェノーメノ(蛯名騎手)
 「少しスムーズさを欠いたかな。内と外から他馬に入られて、馬が怒った分だけ伸びきれなかった。まだこれからの馬だから・・」

6着 トーセンジョーダン(スミヨン騎手)
 「よくやってくれました。作戦通り逃げるつもりでしたが、ビートブラックがあれほど行くとは思わなかったので、離れた2番手で逃げているような形にして徐々に気合を乗せて行きました。ちょっと最後にブレーキを掛けるところがあったので、それがなければもっと上の着順だったと思います」

7着 ビートブラック(石橋脩騎手)
 「スタートしてから、もう少しあのペースの中で後ろを離して逃げられれば良かったのですが、思った以上について来られて、早めに後続を離す形になってしまいました。ただ、あれ以上は早く動けないですから…仕方ありません」

9着 エイシンフラッシュ(ルメール騎手)
 「4コーナーでは、オルフェーヴルの後ろにつけてうまくいったと思ったのですが、残り200mで脚が止まってしまいました」

14着 オウケンブルースリ(浜中騎手)
 「馬場も良かったですし、積極的に勝負を賭けて行きましたが、離されてしまいました」

16着 ローズキングダム(武豊騎手)
 「思い通りに行けましたが、直線を向いて手応えがありませんでした。調子が悪い訳ではないのですが、フォームがいい時のものではありませんでした」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)


(悔いが残った・・・オルフェーヴル)(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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