咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

絆・・・今年の漢字

2011-12-13 22:44:22 | 報道・ニュース
 我が家でも昨日は、庭師さんたちがやって来て「松の木」「雑木」などの剪定をされたので、いつでも正月が迎えられるようになった。松の木もこの数年元気がなくて病気がちであったが、今年は随分と元気になってきたと庭師さんから説明を聞いていた頃、TVを通じて今年の漢字ひと文字が発表されていた。

 今年も日本漢字能力検定協会が、その年の世相を表す漢字を募集した結果、49万通と過去最大の応募があり、最も多かった「絆」という文字が選ばれたとのこと。
 清水寺(京都市)の森清範貫主が、この選ばれた漢字ひと文字「絆」を特大の和紙に書き上げられた・・・まさに季節到来である。

 あのように「今年の漢字」が特大の和紙を通じて発表されると、新しい年の小さな足音が徐々に大きくなって聞こえてくると実感できる。

 特に今年の場合は、甚大な被害をもたらした未曾有の大震災が東北地方に壊滅的な打撃を与えており、多くの人たちとの絆を強める1年となったであろう。献身的な自衛隊、警察、消防隊などによる災害援助、取り分け10万人からの動員が行われた自衛隊員の寡黙な活動ぶりに、多くの被災された方々との固い絆が結ばれていた。

 その我が国を守る最前線にあるべき自衛隊員も、総数は25万人程度とか、これでは国防という観点からも余りにも少ない人員と思われる。被災地におけるあの献身的な姿勢を見た若者の中にも自衛隊への入隊希望も出ているらしいが、これも絆の深まりの一つと思われる。

 もっと、国の方でも真に国益を守ることを考えると、自衛隊員の精鋭化と増員を真剣に考えるべき切っ掛けにもなったこの1年であったように思える。

 一方、被災地が新たな年を迎える準備にも、復興のつち音が強まるよう国がもっと動くべきである・・・まだ、まだ、国の動きが遅い。
 ところで、この大震災については、世界の国々や多くの地域からも支援の手が沢山差し伸べられた。特に「友だち作戦」と称した米国からの支援物資や人的な多くの支援もあった。

 今年は、太平洋戦争への切っ掛けとなった真珠湾攻撃から70年とか、それを区切りの映画やTVドラマも製作されているが、今では、敵方であった米国も我が国との同盟関係にあり、今回の「友だち作戦」支援には・・・まさに「絆」を考えさせられる。

 ありがたいことである。しかしながら、国防と言う観点からは、いつまでも米国のお世話にならないで、自らの国は自らで守るよう変えて行くべき時期に差し掛かっているようにも思われる・・・無条件降伏の我が国の真の独立には、まだ長い道のりと思われる。

 この「絆」と言う今年の世相を表す漢字から、いろいろと思いを巡らせてみた。(夫)

[追 記]~NHKニュース~
 ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が、京都の清水寺で発表され、東日本大震災などを受けて、家族や仲間など、身近でかけがえのない人との絆を改めて知ったことなどを理由に、「絆」が選ばれました。
 「今年の漢字」は、京都に本部のある日本漢字能力検定協会が、毎年、その年の世相を表す漢字ひと文字を募集して選び、発表しています。ことしはこれまでで最も多い49万通の応募があり、最も多かった「絆」という字が選ばれました。京都市東山区にある清水寺では、森清範貫主が、たっぷりと墨をつけた筆で、大きな和紙に「絆」の字を一気に書き上げました。
 「絆」を選んだ人たちは、東日本大震災で生きる希望を見失いそうになったときに、さまざまな人との絆で助けられたこと、震災で世界や日本に絆が広がり、お金では買えない大切なものがあると感じたこと、サッカー女子ワールドカップで日本代表のなでしこジャパンが優勝し、チームの絆を感じたことなどを理由に挙げているということです。日本漢字能力検定協会によりますと、ことしは東日本大震災を受けて字を選んだ人が多く、2番目に多かったのは震災の「災」、3番目は同じく震災の「震」だったということです。
(出典:NHKニュース 公式HP抜粋)

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