咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

正月競馬・・・東西金杯から

2011-12-28 22:17:40 | スポーツ
 2011年を回顧すれば、三冠馬・オルフェーヴルは、これほどまでに強いのかと思えた有馬記念。同馬の素晴らしいパフォーマンスに酔いしれ、「2011ファイナルS」さらにここまでやるかと思われた「2011アンコールS」を最後に今年の中央競馬も締めくくられた。そして、すべてが終わってみればディープインパクト以来6年ぶりの三冠馬誕生が、見られたことが印象に残った一年・・・TV観戦であったけど。

 3月11日の未曾有の大震災が東北地方を中心とする東日本を襲ったことで、多くの被災者が出たことは、我が国にとって大きな悲しみであった。さらに福島競馬場をはじめ関東方面の競馬関係施設なども大きな被害を受けたことも残念なことであった。
 平成7年1月17日発生の阪神淡路大震災の規模を遥かに上回る東北大震災の発生で、あの時の阪神競馬場の被害を凌ぐ競馬関係施設への甚大な被害でもあった。

 ところが、その悲しみに打ちひしがれていた折、世界最高賞金レースのドバイワールドカップでヴィクトワールピサ、トランセンドの2頭が、最後の直線の叩き合いを演じて、M.デムーロ騎手が騎乗したヴィクトワールピサ(牡4、栗東・角居)が、トランセンドを2分の1差抑えて優勝・・・日本馬のワンツーと言う歴史的な快挙を達成した。
 このことは、競馬ファンや競馬関係者は勿論のこと、それ以外の多くの人に夢を与えてくれたが、有馬記念の結果から、27日ヴィクトワールピサの引退が発表された。今後は、社台SSで種牡馬生活に入るとのこと・・・お疲れさんでした。

 そのドバイWC2着馬のトランセンド、東北大震災の影響で東京競馬場で開催された南部杯で勝利し、年末にはジャパンカップDを連覇するなど2012年もダート界を牽引するであろう・・・当方の追っかけ馬。

 一方、リーディングジョッキー争いも最終日の最終レースまで、もつれる可能性を秘めていたので、今年のリーディングジョッキー争いは最高であった。
 念頭から福永祐一騎手が東西リーディングを狙うとの気持ちを前面に出して、常に向上心を持ってレースに臨んでいたとのこと・・・父・福永洋一元騎手の名に恥じないようにとの強い姿勢もあったらしい。

 最終日の前日、岩田康誠騎手に並ぶ131勝を上げており、このままであれば2着回数の多い岩田騎手のリーディングが確定となる。すると、最終日の中山1レースで、4番人気のドラゴンフォルテに騎乗した福永騎手が、1着に入線し岩田騎手に1勝差をつけた。

 この日は、岩田騎手の騎乗回数が多いので、再逆転もありかと見ていたが、有馬記念まで未勝利であった。その有馬記念では、引退レースとなるブエナビスタに騎乗するから、ここで勝利すると最終レースまでもつれ、どちらがリーディングを獲るのか全く分からなくなるところであった。

 しかしながら、小回りコースが余り得意とはいえないブエナビスタ、その上最内枠が災いしたのか、最後の直線で脚が止まってしまったから驚きである・・・最後の最後に掲示板にも載れない0秒5差7着で引退レースを終えることとなった。

 この結果、福永騎手の初の東西リーディングが確定し、史上初の親子制覇となった。さらに、最終レース「ハッピーエンドP」で7番人気のヤサカシャイニーを1着に持ってくる・・・オマケ付となった。

 競馬というのは、最後の最後まで分からない、分からないからこそ、その推理の過程が面白いのかも知れない。

 さて、年が明けると1月5日(木)、中山競馬の金杯、京都競馬の金杯から2012年の中央競馬が幕を開ける。昨年に引き続き今年も、売上、入場人員とも前年を下回ったとのことであるが、この不況の時代や大震災という未曾有の災害による影響も多大にあったものと思われる。

 来る2012年には、オルフェーヴルというスターホースにブエナビスタの半妹・ジョワドヴィーヴルという2歳女王などのスター候補生も出るなど・・・競馬ファンに夢を与える競走馬たちの活躍が楽しみである。

 ところで、京都・金杯では、長欠明けの3戦目となるレーヴディソールがそろそろ走り頃、鞍上は主戦の2011年リーディングジョッキーなら、いきなりの重賞制覇も十分考えられる。

 レーヴディソールの55キロより1キロ減の54キロの斤量のショウリュウムーン、得意のマイル戦ならいい勝負をするものと思われる。変則開催となるが、うまく最終追いができることを期待している。

 皐月賞2着馬のサダムパテック、マイル戦ならいい脚を見せてくれるのではないかと思われる1頭。逆転優勝を許した東西リーディング2位の岩田康誠騎手、正月早々から気を引き締めてやる気十分で臨むものと思われる。

 2011年、懸命に応援してきたミキノバンジョーも金杯に登録されており、除外にならないことを願っている。初重賞制覇を金杯という栄えあるレースで勝利すると、新たな1年に大いなるはずみがつくものと思っている。前走は、勝負どころで故障馬の影響を受けており、その鬱憤を晴らしてもらいたい・・・。

 金杯連覇となるかシルポート、斤量が気に掛かるがマイルCSの2着(2010年)、4着(2011年)馬のダノンヨーヨー、ファイナルSの勢いのまま一気に勝ち上がるかコスモセンサーなど・・・多彩なメンバーが揃いそう。

 金杯を的中し、乾杯といきたいものである(夫)



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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コメント
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