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咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

映画「ザ・キラー」(2023)

2023-11-14 21:05:12 | レビュー

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 ネットフリックスの映画紹介を眺めていると、ちょっと魅かれる映画が目に留まった。
 調べてみると、アメリカ映画でかなり以前に観た映画「セブン」とか、「ソーシャル・ネットワーク」など手がけたデビット・フィンチャー監督作品とか。
 これなら面白いであろうと思った。
 主演はマイケル・ファスベンダー。
 
 暗殺者を演じる主人公のマイケル・ファスベンダーは、とある依頼からパリにおいて一人の男を向かいのビルの空きオフィスの一室から狙撃するシーンからスタート。
 標的が高級アパートにいつ帰って来るのか分からないとかで、長い間狙撃の瞬間まで待たされていた。

 主人公の仕事ぶりは、痕跡を絶対に残さない用意周到さと見事に逃げきるスキルをもっているプロフェッショナル。
 ところが、今回の暗殺では予測しないミスが発生し失敗する。
 直ちに空きオフィスから逃げ出さないと、警察が向かいの高級アパートにやって来る。

 常に冷静沈着に行動するため心の中でつぶやく言葉。
 繰り返し、心の中でつぶやきながら現場から難なく逃げ切った。
 そして、自らの隠れ家であるドミニカ共和国へ帰参。
 ところが、隠れ家の様子がおかしい。

 密かに室内へ入り込むと恋人が瀕死の重傷となっていた。
 どうやら、暗殺失敗の主人公を依頼主が殺害目的で別の暗殺者に依頼したらしいと判明。
 主人公は、病院において恋人の回復を願いつつ、自分に向かって来た人物の特定に動き出す。
 反撃するためドミニカ共和国とアメリカを股にかけ決死の追跡劇がはじまる。
 あらゆる身分証明書、パスポート、多数の武器、スマフォなど登場。
 武器でもスマフォなどでも、何でも一度使ったものは、証拠が残らないよう即座に廃棄。

 スナイパーと云えばマシーンのように仕事を仕手のける「ゴルゴ13」を想い出す。
 ゴルゴの仕事ぶりは、完璧であり理論的に事を成し遂げる。
 正に冷静沈着、如何なる危難もすり抜けながら・・・。
 などと、そのようなことも対比しながら2時間程度のこの映画を最後まで見入ってしまった。
 
 原作・脚本がしっかりしており、主人公のマイケル・ファスベンダーの好演もあってかグイグイと引き込まれる面白さも・・・。
 かなりの出来栄えであった。
 
 エンディングもGood。
 久々に楽しめた。(夫)


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映画「ブラックブック」(2023)

2023-11-09 20:51:51 | レビュー

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 いつものようにネットフリックスで配信の同名映画を観賞。
 黒人以外は出てこない、南アフリカ製作かと思ったら、ナイジェリアとのこと。
 いずれにしても存じ上げない役者さん揃い。
 あらすじから面白そうで観てしまった。

 教会で信者を前に説教をする助祭。
 と、その前に家庭内で助祭と息子が語らうシーン。
 息子に愛情を注いでいることが垣間見られる。

 その後、世間では誘拐事件が発生。
 犯人の特徴が助祭の息子に似ているとの警察の強引な捜査が始まる。
 そこに息子が相乗りの車両が、検問で引っかかり助祭の息子が誘拐犯として逮捕。
 ところが、逮捕を逃れ海岸方向へ逃げたことで、警察に射殺され遺体は警察へ持ち込まれた。

 息子が誘拐犯に仕立てられたと知った助祭は、真実の解明へと動き出す。
 今でこそ神に使える身であるが、それまでの仕事はとんでもないものだった。
 政府に反目する民衆などを取り締まり、時には暗殺も辞さない将軍を頂点とした組織の一員であった助祭。
 
 将軍の命令一下、汚れた仕事を黙々とこなしていた助祭の前身の仕事、腕利きのアサシンだった。
 と、あることを切っ掛けに将軍と取引をして引退後、助祭への道を選択していた。
 そのような過去のある助祭が、愛息の暗殺に納得できないことで、警察を相手に息子の無実を証明しようと動き出す。
 
 一方、腐敗した政府機関などの実態を暴こうとする敏腕女性記者、ところが、助祭とこの女性記者には、過去の経緯から関連性があることも後段に判明。
 
 また、誘拐犯や腐敗した警察、そこには助祭が以前に仕えていた将軍が差配していることも判明。
 息子の無実証明へ行動する父親の助祭、命を狙われることも・・・。
 最後は、将軍とその配下の者に対峙することになるが、筋出てはどこの国の映画にもあるサスペンスアクションとなっていた。
 将軍たちのやってきたことが詳細に記された極秘のブラック・ブック、引退を前の助祭が整理していたもの。
 将軍専用の金庫に保管されている。
 
 どこの国の映画の筋立ても、同じことなのだな・・・と、思いつつも最後まで見入った。
 ネットフリックスでは、通常観ることもない国の映画も沢山配信しており、ある意味新鮮味もあると思っている。
 時間つぶしには手ごろな映画配信も多い。
 思わず嬉しくなってくる。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 助祭の息子は誘拐犯に仕立て上げられ、そして命を奪われた。やがて助祭は自らの手で正義の裁きを下そうと決意し、息子の無実を証明すべく腐敗した警察に戦いを挑む。
(ネットフリックス抜粋)



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映画「レストレス」(2022)

2023-11-01 21:55:30 | レビュー

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 昨日、午前中のうちに標記の映画を観賞。
 フランス映画だった。
 見たことがあるけど、名前まで分からない役者陣。
 それでも、ストーリーが思わず面白く見ているうちに映画の中に引きづりこまれた。
 つまり、眼が離せなくなった。

 主人公の刑事の母親が逝去し、夜に病院の葬儀場へ向かう途中で、路上に犬がおりそれを避けようと気を取られていると、思わず人を轢いてしまった。
 その人物は死んでしまった。
 折しも警察署へ監察官たちが向かっており、汚職をしていることもあって危うい立場の刑事。
 いらだっていた時、人を轢いたことで交通事故まで起こせばいよいよ刑務所へ行かざるを得ない。
 
 何とか、人身事故を隠滅しようと工作。
 すべてをウマく処理した後、交通事故の目撃者から再三にわたり脅迫電話を受ける。
 
 人身事故の相手は、麻薬組織のボスだったことから、物語が思わぬ方向へ展開する。
 麻薬課の課長も絡む緊迫感に溢れる展開へ・・・。
 
 主人公の刑事に次々と危機が迫る中、懸命に反撃を開始するが・・・。
 また、仲間の刑事が助け舟も出すけど。
 最後の最後まで、如何なる展開になるものか。
 思いのほか、面白く最後まで見入ることができた。

 何でもこのフランス映画は、韓国版のリメイク版だったとか。
 いずれにしてもハラハラドキドキ。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 自分の起こした事故の証拠を、危ない橋を渡りながらもなんとか隠滅した汚職警官。
 だが、謎の目撃者からの脅迫電話をきっかけに、人生の歯車が大きく狂いはじめる。
 (ネットフリックス抜粋)


(ネットフリックス抜粋)

 閑話休題。
 この映画は、1時間半ちょっとなのでその後買い物へ。
 帰途、朝酌川護岸のコスモスを眺めるが、そろそろ終わりごろである。



 また、午後からいつものグラウンド・ゴルフ場へ。
 この日は、10人が集合し2組に分かれてプレー。
 調子も良くてホールインワン3つ。
 23打、14打、22打、15打、21打、18打、22打。
 7ラウンドを満喫。
 この日も好天に恵まれていた。



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映画「シルバートン・シージ」(2022)

2023-08-29 20:46:00 | レビュー

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 昨日午後、何気なく観てしまった標記の映画・・・。
 銀行強盗のシーンからスタート。
 すると、3人のうち主犯格と思われる男が、「銀行強盗ではない」と云いながら、行員や来店者たちを一ヶ所に集中させていた。
 
 え、何が目的で銃器を持っているのに・・・。
 ちょっと、意味の分からないシーン。
 
 すると、1日前のシーンへ戻る展開。
 黒人の4人の若者が、破壊工作を企てるも失敗し警察に追われている。
 逃げ惑う4人。
 すると、運悪く一人が撃たれて死亡。
 男2人、女1人の3人が、市街地を右往左往逃げ惑いつつ銀行にたどり着いた。
 すると、銀行に立てこもった目的が判明。
 
 警察が人質解放を呼びかける中、犯人側の若者は、人質をとった目的を訴えた。
 無期刑で刑務所にいる「ネルソン・マンデラの釈放」を要求。
 
 警察の上層部、特殊部隊などもやって来て、いつでも突入できる態勢で銀行を取り巻いていた。
 
 一方、事態が膠着化する中で、人質になっている者の中には、アパルトヘイトと戦う若者3人に同調する者も出て来ていた。
 自由を求める3人の若者、即時人質釈放を求める警察。
 それぞれの内部事情なども描かれて、101分の映画の大部分が銀行とそれを取り巻く警察との対峙で展開。
 
 警察が最も解放してほしい人物が、人質の中に居た。
 犯人側は、中途で妊婦とそれを連れて出る一人を解放。
 その一人に警察が求める人質の女性を入れるよう伝えるが、その本人はここに残ると・・・。
 どうやら、アパルトヘイト廃止を望む女性でもあった。
 
 物語が展開する中、その人質の女性が主犯格の男に協力し、銀行のドアを開けて警察とやり取りしていると、特殊部隊の狙撃班が銃撃し女性に当たり死亡。
 その後、警察の上層部が突入を命令し、犯人側は人質全員を解放し立てこもり特殊部隊と銃撃戦へ。
 実話をもとに製作された映画とのテロップ。
 
 その後、アパルトヘイト廃止の機運も高まり、1990年にネルソン・マンデラが釈放されたとのこと。
 27年間の獄中生活とか、その後南アフリカ初の黒人大統領に就任とのこと。
 映画の方は、ちょっとかったるいシーンもあったが、このようなことが起きていたのかと分かることができた。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 自由のためにアパルトヘイトと戦う若者3人が、破壊工作を企てるも失敗。逃げ込んだ銀行に居合わせた人々を人質にして立てこもることに。実話に基づく物語。
(ネットフリックス抜粋)
(ネットフリックス抜粋)

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映画「ハートオブストーン」(2023)

2023-08-18 22:13:15 | レビュー

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 時間を見つけて見入った標記の映画。
 ネットフリックスで公開。
 イスラエル出身の女優、アクションも素敵なガル・ギャドット主演のアメリカのスパイアクション映画だった。
 125分の時間であるが、次々と謎めいた展開。
 ドラマの中段で思いもよらない展開となるから、この時間が長すぎない。
 思わず見入ってしまう。
 
 もっとも、ストーリーは奇抜なものではないけど、「高い身体能力と天才的な頭脳」を持った「世界屈指の敏腕スパイ」を主演のガル・ギャドットが華麗に演じるもので・・・。
 時間の経つのも忘れてしまった。

 レイチェル・ストーン(ガル・ギャドット)は、イギリスの諜報機関MI6と世界平和のために活動する秘密組織チャーターの双方に所属する極めて優秀なスパイである。
 その難しい役柄を魅力的に演じ、視聴者を魅了させてくれるガル・ギャドットと云う女優さん、どの映画だったか見ているけど。
 そのようなことをも思いながら最後まで楽しませてもらった。

 すると、既に観ている「ワイルドスピードMAX」とか、「ワンダーウーマン」や「レッド・ノーティス」に出ている女優さん、今回改めて再認識できた。
 「レッド・ノーティス」などは、ネットフリックスとかDVDで観ており、痛快無比で面白く見入っていた。
 いつもながら、アクションがピタッと決まっているから凄いな・・・と。
 昨日も、午後から時間があって、ネットフリックスの映画を堪能していた。

[追 記]~解説~
 高い身体能力と天才的な頭脳を持ち合わせるレイチェル・ストーンは、イギリスの諜報機関MI6と世界平和のために活動する秘密組織チャーターという2つの組織を掛け持ちする超一流のエージェント。ある時、彼女の仲間が謎の武装組織に殺されてしまう。組織の目的は、世界中のシステムを操作できる「ハート」と呼ばれるシステムを手に入れること。スマートフォンから航空機まで、あらゆる機械にアクセスできる「ハート」が悪用されれば、世界は多大な危機に陥る。
 レイチェルは組織の足取りを追うが、その中で予想を超える事態と黒幕の存在を知る。
(映画com抜粋)


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NHK「ファミリーヒストリー」に感動

2023-08-15 21:01:40 | レビュー

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 台風7号が本土へ向かっており、太平洋側の各地で猛烈な雨になり、線状降水帯が次々と発生する可能性があるとの報道。
 昨夜の報道だから、本日は既に大荒れになっているところが多く出ているであろう。

 昨夜放送されたNHK「ファミリーヒストリー」、草刈正雄さんのルーツだった。
 「父は日本に滞在していたアメリカ兵で、母からはずっと『朝鮮戦争で戦死した』と聞かされ、写真さえ見たことがなかった」とのこと。
 
 母方のルーツに関しては、これまでも見たことのあるような格別変わったものではなかった。
 苦労がつきものの多くの日本人のルーツと似通っている。
 
 一方、父方については、軍人であったこと、日本に滞在していた頃、草刈さんの母親と知り合ったこと、その軍人と一緒に暮らして草刈さんが生れたが、その時は既に米国に帰国していたらしい。
 
 朝鮮戦争で戦死したとされていたが、実態は違っていた。
 父親の軍人について、NHKのスタッフ陣が僅かな資料から懸命に探していた。
 暗中模索の中、やっとヒットする情報に到達。
 いろいろと問い合わせる中、草刈さんの従弟とその母親が伯母(97)であると云う家族から嬉しくなるような返信があった。
 
 その家族の下にスタッフが出向き、詳細に聞き込むとどうやら本当らしいことが判明。
 草刈さんとその従弟とのDNA鑑定の結果、97%の確率で間違いないとの回答。
 伯母になる方の話、一族、家族の写真が飾ってある壁・・・。
 その中に草刈さんの父親の若いころの写があり、草刈さんソックリだったから、草刈さんたちも絶句。
 
 母子家庭で育った草刈さん、その母親が並々ならぬ苦労をして育て上げたとの話に思わずもらい泣き。
 伯母の方の話で、弟で草刈さん父親のその後の動向にももらい泣き。
 このドキュメンタリーの後段、思いもよらないことになって、またまたもらい泣きの感動一杯の素敵な番組になっていた。
 
 それにしても、NHKスタッフ陣の粘り強い探索には脱帽だった。(夫)

(草刈さん親子・・NHK公式HP抜粋)

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映画「マーベラス」(2021)

2023-08-09 20:41:45 | レビュー

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 マギー・Q、マイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソンの人気俳優が出演のアクション映画。
 バットマンなどに出ていたマイケル・キートンも久しぶりに観たと思いつつ、この映画を見入っていた。
 この時、70歳だからちょっと歳を重ねていると思った。
 
 一方、サミュエル・L・ジャクソンが72歳だったから、二人とも70代で精力的なアクションもこなしながらだから、さすがに凄い、凄い。
 同俳優は、多くの作品に出演しており、コメディーアクションなどもかなり面白いと思って観てきた。

 また、スレンダーなスタイルのマギー・Qは、この時42歳とか。
 この綺麗な女優さん、アクションがピカイチであるから観ていてスッキリする。
 「ミッションインポッシブル」、「ラッシュアワー2」、「ダイハード4」などにも出演して強い印象を与えてくれた。
 何でも若いころ香港にて、ジャッキーチェンの下アクションスターへの特訓を受けていたらしい、そのため華麗なるアクションを披露してくれるから嬉しくなる。

 映画の内容はとも角、この三人の火花を散らす演技合戦を観るだけでも楽しくなってくる。
 30年前、ムーディ(サミュエル・L・ジャクソン)が、ベトナムの地で暗殺者としての仕事を終えたところ、銃を持った少女・アンナ(マギー・Q)を助けた。
 その後、自分の後継者として優秀な暗殺者に育て上げた。
 そして、30年後の現在、あるミッションを二人で成功させる。
 
 ところが、敵対者がムーディを殺害。
 父親のように思って生きて来たアンナ、復讐心に燃えてムーディ暗殺の敵の組織を探し当て、反撃に出るがそこにターゲットの護衛を請け負ったプロのセキュリティ、レンブラント(マイケル・キートン)が現れる。

 最後まで目が離せないアクションシーンが炸裂。
 スレンダーなマギー・Qのアクションから目が離せない。
 
 「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督がメガホンをとったとかで、さすがに面白く見いることができる。(夫)

[追 記]~解説~
 復讐に燃える暗殺者や護衛のプロフェッショナルなど、裏社会で自身の美学に従って生きる者たちが、さまざまなスキルを駆使して戦いを展開するアクション。裏社会で長年トップクラスの暗殺成功率を誇り、親子のような絆で結ばれていた師弟コンビ、アンナとムーディ。ある日、ムーディが無残に殺され、アンナは復讐に乗り出す。そんな彼女の前に、ターゲットの護衛を請け負ったプロのセキュリティ、レンブラントが現れる。レンブラントは敵対関係にあるアンナに対し、すべてを見通しているかのように柔らかな物腰で迫るなど、うかがい知れない魅力を持っていた。
 復讐の暗殺者と完璧な護衛者、プロフェッショナルたちがそれぞれのプライドを懸け、知力、魅力、殺しのスキルを駆使した戦いを繰り広げる。アンナ役をマギー・Q、レンブラント役をマイケル・キートン、ムーディ役をサミュエル・L・ジャクソンがそれぞれ演じる。「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督がメガホンをとった。(映画com抜粋)


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映画「ワイルド・リベンジ」(2022)

2023-08-03 13:32:35 | レビュー

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 前日レンタルのDVDの映画、エアコンを効かせた生活の毎日であるが、2本目を見ようとセット。
 しばらく見ていると、「う~ん」これ既に見ている映画、あるシーンで思い出す。
 その映画は、時代劇「峠~最後のサムライ~」(主演:役所広司)である。
 レンタル店に準新作のコーナーにあったもので、司馬遼太郎原作の映画なもので思わずレンタルしていた。
 まぁ、1本無料だったから・・・。
 
 若いころならこのような失態はそうそうなかったけど、やはり後期高齢者と思い直した。
 屋外はギンギンと照り返しており、相変わらず暑そうである。
 昼前、ガソリンスタンド経由でコンビニへ。
 昼食を終えた昼下がり、ロバート・デ・ニーロ出演の映画を観賞。
 さすがに年齢を重ねており、主演でバリバリと云うわけにはいかない様だった。
 主演は、ジャック・ヒューストンであったが、この役者さんのことあまり知らなかった。
 何でも米国の有名な映画監督ジョン・ヒューストンの孫にあたるらしい。
 なるほど・・・。
 
 恋仲にあるシェルビー・ジョン(ジャック・ヒューストン)とルビー・レッド(ウィラ・フィッツジェラルド)、薬物に依存する生活を送っていたが、ジョンがレッドに仮の婚約指輪を渡し、それを受け入れたレッドは、薬物と縁を切ることを決意した。
 二人とも苦しい禁断症状を克服することができて、レッドの義兄ピーター(ジョン・マルコヴィッチ)たちもとても喜ぶ。
 
 この時、ジョン・マルコヴィッチが好々爺のような雰囲気のやさしい人を演じていた。
 あれ、曲者俳優が単なる物静かなレッドの義兄を演じて終わりなのか、このままならさほど重要な役どころでもないけど・・・。
 あれほどの役者さんが演じるのに・・・と、思いつつ見入っていた。
 物語の終盤、思いもよらない役柄だったと思い知らされる。

 薬物密売人がジョンに以前のようにレッドと共に薬物をやるよう執拗に迫るも、ジョンはかたくなに断る。
 ところが、レッドに出会った薬物密売人が、混ぜ物の薬物をレッドに手渡すと、ある日その薬物に手出したレッドが、混ぜ物の多い薬物のため死亡する。
 その悲しい姿を見たジョンは、復讐心に目覚め薬物密売組織を相手に復讐を開始する。
 且つてムスタングと呼ばれていたジョン、もはや手が付けられない状態になって復習に執念を燃やす。
 
 保安官を演じているロバート・デ・ニーロ、ポイント、ポイントでいい立ち回りをしている。
 思いのほか、面白く見いることができた。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 チャーチ(ロバート・デ・ニーロ)は悲しい過去を持つ保安官。薬物に侵される若者を救うため、日々奮闘していた。シェルビー・ジョン(ジャック・ヒューストン)とルビー・レッド(ウィラ・フィッツジェラルド)も薬によって堕落した生活を送っていたが、婚約をきっかけに薬物と縁を切ることを決意。
 再出発した二人を、義理の兄であるピーター(ジョン・マルコヴィッチ)も心から祝福していた。しかしルビーは結婚を目前にして、断ち切ったはずの薬物によって命を落としてしまう。彼女が再びそれを手にした背景には、巨大な麻薬密売組織の闇が隠されていた。シェルビーは真実を突き止め、彼女の無念を晴らすべく、止まることを知らない復讐の鬼と化す!


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映画「ブラック・ライト」(2022)

2023-08-02 21:07:00 | レビュー

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 残り数日でTSUTAYAのカード(Tポイント)更新が迫っていた。
 Web上で既に更新手続きは完了。
 店舗に出向いて最終手続きをすることとなっていた。
 昨日、半年ぶりに出向いた。
 DVD1本が無料、ついでに2本追加。
 最近はネットフリックスで映画観賞のため、TSUTAYAには出向いていなかった。
 
 観たい映画もあって、3本をレンタル・・・。
 昨夜早速見入った「ブラック・ライト」(主演:リーアム・ニーソン)、年齢を重ねながらも相変わらず熱い演技だった。
 FBI長官ガブリエル(エイダン・クイン)は、20代の頃ベトナム戦争の戦友だったが、ある一件でトラヴィス(リーアム・ニーソン)は引け目を感じていた。
 
 そのため、トラヴィスはガブリエルから直接雇われて、秘密捜査官が潜入捜査中に危機が及ぶと救出に向かう影の仕事を任務としていた。
 機転が利く、武器の扱いにも慣れている、常に冷静沈着と云った役回り。
 リーアム・ニーソンには、得意の演技分野。

 危険な仕事の傍ら、孫の女の子との触れ合いが人間らしさを取り戻せる時間だった。
 潜入捜査官のダスティ(テイラー・ジョン・スミス)を救出すると、裏でFBIが一般人の殺害に関与していると話すけど、トラヴィスは俄かには信じがたいことだった。

 ダスティがある記者にそのことを話そうしたことで、トラヴィスの目前で何者かに殺害される。
 その後、トラヴィスは記者のミラ・ジョーンズ(エミー・レイバー=ランプマン)と共に事件の真相を探ろうとする。
 
 孫やその母の娘との関わりもあって、サスペンスアクションながらホッとするシーンもあるなど、引き込まれつつ最後まで見入った。
 聴衆の前で政府を批判する闘士の女性、仕組まれたひき逃げで殺害される前段のショッキングなシーン。
 その時の二人の犯人が、後ほど何者なのか正体が判明するが、驚きのものだった。
 104分があっという間に終わった。(夫)

[追 記]~解説~
 リーアム・ニーソンが主演を務め、FBIの影の任務をこなしてきたフィクサーの男が陰謀に巻き込まれ、FBIと死闘を繰り広げる様を描いたアクションサスペンス。
  FBI⻑官ガブリエルから直々に雇われているトラヴィス・ブロックは、通称「フィクサー」と呼ばれ、極秘任務で潜入捜査している秘密捜査官に危機が迫った際、その救出を担うという影の任務を担っていた。ある日、救出した潜入捜査官のダスティから、FBIが一般人の殺しに関与しているという話を聞かされる。にわかに信じられないトラヴィスだったが、その件を記者のミラ・ジョーンズにリークしようとしたダスティが何者かに殺されてしまう。
 ミラと調査を進める中、国家を揺るがす極秘プログラムの存在を知ったトラヴィスはガブリエルに直接問いただそうとするが、その矢先、トラヴィスの娘と孫娘が誘拐されてしまう。


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「やれんのか、きんか頭。お前に俺の代わりが」

2023-07-25 22:32:00 | レビュー

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 23日(日)午後8時の大河ドラマ「どうする家康」、前半のクライマックスとも云える「本能寺の変」が終わった。
 これまで見たこともない、異色の本能寺の変でもあった。
 信長と家康、お互いを認め合った武将。
 方やオオカミ、方や白ウサギと評して、家康の幼少期から信長と関わっていたことが伏線として当初から描かれていた。
 
 家康はオオカミの信長を恐れる気弱なウサギ、そのため「どうする」、「どうする」と気弱な武将として描かれてきた。
 白ウサギに転機が訪れた。
 築山事件を機に気弱なウサギが、オオカミをも食らうと云う心底を見せない男に生まれ変わりつつあった。
 
 「ぶらり富士遊覧」から「安土城の決闘」では、家康が大きな決断を下すようになってきた。
 そのことを察した信長は、「俺の代わりが務まるなら俺を討て」と家康にズバリと云うような展開へとなった。

 信長は多くの者を殺してきたから、いずれ誰かに討たれるであろう、同じ討たれるなら家康に討たれたいと思うのである。
 妙な話と思っていた。

 すると、その答えが分かった。
 「本能寺の変」で描かれている。
 父・信秀から厳しく育てられ、「誰も信じるな、身内も家来も誰も、信じるのは己自身」と云うように。
 ただ、「どうしても耐え難ければ、心を許すのは一人だけにしておけ」
 信長が「一人だけ?」と問うと。
 「こいつならば殺されても悔いはないと思う友を一人だけ」持てと諭すシーン。
 
 なるほど、これで信長と家康の関係が判明。
 そして、迎えた本能寺の変勃発の日。
 信長はついにやって来たか、家康めが・・・。
 軍勢が攻めて来るも家康の姿が見えない。
 もっとも、旗印が明智なのに・・・。
 
 何と家康ではなくて、明智光秀の謀反だったから肩透かしをくらった形の信長が、発した言葉が・・・。
 「な~んだ、お前か」
 「やれんのか、きんか頭。お前に俺の代わりが」。
 
 そして、燃え盛る炎の向こうへ落胆しながら、信長が消えて行った。
 白絹が鮮血で真っ赤になっていた。
 当初、信長登場のシーンでは、真っ赤な衣装をまとっており、それが伏線となって退場のシーンも真っ赤な衣装、鮮血で真っ赤な・・・。
 
 もっとも、鮮血も酸化して黒ずむところであろうけど、短時間の出来事のため真っ赤な状態なのであろう。
 家康に鮮烈な印象を植え付け、脳裏に焼きつけたまま去って逝った。

 「さらばオオカミ、ありがとう我が友」と、家康が堺の地で言葉を発したことが印象深くなっている。
 
 ところで、並々ならぬ決意を込めていた家康が、どのようにして断念するかと思っていたら思いもよらずお市の方登場とは・・・。
 
 また、本能寺の周辺に服部半蔵以下伊賀者が多数蠢いているのに茶屋四郎次郎が、韋駄天の如く家康に本能寺の異変を知らせるとは、何とも釈然としないことでもあった。
 本来であれば忍びの者の仕事と思えるけど。

 まぁ、いずれにしても異色の描き方であったと思う。
 結果的には、昔ながらの映画ドラマで描かれてきた光秀私怨説ということになっている。
 ところで「きんか頭」と云う表現、子供時代に聞き及んで以来の懐かしい言い回しだった。(夫)

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本能寺の変へ・・・

2023-07-18 21:19:45 | レビュー

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 大河ドラマ「どうする家康」も前半のクライマックスとなる次週の「本能寺の変」、果たしていかなる手法で描かれるのか。
 これまでの戦国時代の三英傑(信長・秀吉・家康)とは、異質な三英傑として描かれている今回の大河ドラマ・・・。
 
 次週23日(日)では、信長(岡田准一)の最期が描かれる。
 16日(日)の「安土城の決闘」、信長の気性の激しさが如実に描かれるシーン。
 家康(松本潤)をもてなす宴席の善、光秀(酒向芳)の失態で信長が光秀を足蹴にするかと思いきや、扇子で滅多打ちに・・・。
 有名なシーンを今回はどのように描くのか、ある意味興味津々であった。
 
 一方、今回の光秀の描き方は、これまでのものと違った描き方もある。
 家康の鯉の造りの椀を下げて、こちらにやってくる中でその椀を庭に投げつけて、ひと言発していた。
 「三河の田舎者めが」と。
 家康への憎悪むき出し。

 今回の中では、信長と家康が二人で語り合うシーンが、これまでの大河ドラマと違った雰囲気である意味新鮮な錯覚を起こさせてくれていた。
 あり得ないシーンであったけど。
 
 聡明な家康が、感情を押し殺しながら伊賀の忍びと僅かな手勢で、本能寺に宿泊する信長の命を狙うとの今回のドラマ作り・・・。
 これはあり得ないことであろう。
 
 信長を討ったあと、僅かな手勢でどのように三河へ帰り着くのか、信長の重臣たちが各地に遠征に向かっていると云っても、安土には家康の手勢以上の家来がいるであろう、それらが家康の退路を断つことも大いに考えられる。
 そのような時、安易に本能寺で襲うなどと云う発想もあり得ないこと。

 それはとも角、次週の新たな視点の「本能寺の変」を楽しみにしたいと思っている。
 はてさて・・・。(夫)


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したたかな家康像へ・どうする家康

2023-07-12 20:19:35 | レビュー

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 毎週日曜日の夜、時には文句の一つも云いながら、それでも時代劇大好き人間なもので見入っている大河ドラマ「どうする家康」。
 前回の「ぶらり富士遊覧」では、織田徳川連合軍の連携で名門・甲斐の武田家を滅亡に追い込んで、戦勝祝いとして家康が信長を歓待する話が描かれていた。
 実際にあったことらしく、信長は大いに気に入ったとか。
 
 家康の家臣団の中には、殿はどこまで犬に成り下がるのかと不平を募らせる者もいた。
 それでも多くの家臣団は、殿は何か考えがあってのことであろうと最後まで信じ切って、富士見の席を盛大に取り仕切り信長一行に大満足なひと時を設営していた。
 家康の振る舞いにいたく感激した信長は、今度は安土にて家康を歓待するからとの約定の下、信長一行は洋々と帰途についた。

 なるほど、なるほど。
 安土に家康を招きいれると云うことは、本能寺の変が間近に迫っているということでもある。
 今後のドラマ展開を見ると23日(日)に「本能寺の変」が描かれるらしい。
 果たして、歴史上も大きな謎が残るとされているこの事件、今回のドラマではどのような思惑で描かれるものか。
 見ていて、なるほどそのようなこともありか・・・なのか。
 なぁ~んだ、つまらない描き方・・・なのか。
 果たして。
 前半のクライマックスの一つと思われるもので、興味津々でもある。

 ところで、前回の「ぶらり富士遊覧」における最後において、不平不満を募らせる家臣などもいることから、築山事件以来変貌した家康がその心の内を家臣へ明かすシーンが印象深い中エンディングとなった。

 「信長を殺す。わしは、天下を獲る」と、強い決意を家臣に打ち明けて・・・。
 
 その心根を聞かされた家臣団が、これからはさらに心を一つにして殿を支えながら天下取りに邁進することとなるのであろう。
 すると、本多正信はそろそろ帰参するのではないだろうか。

 天正伊賀の乱で伊賀者を壊滅に追い込んだ信長、その信長亡き後、家康が密かに囲い込んだ伊賀者を縦横無尽に動かして、天下取りへの情報収集や謀略などをやっていくのであろう。
 大いなる野心を抱いた家康、時には“どうする”と爪を噛みながら物語が動き出すと思われる。

 いよいよ後半戦は、面白い展開が臨まれるものと期待している。(夫)



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介錯を?・・・瀬名

2023-07-04 21:09:09 | レビュー

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 毎週日曜日に見ているNHK大河ドラマ「どうする家康」。
 築山事件が2回に分けて放送され、脚本家はこの部分をこれまでとは全く違う視点で表現していた。
 女々しい家康に対して、男勝りの築山殿(瀬名)が描かれている。
 また、信長の娘で信康の正室・五徳もこれまでとは真逆に描かれていた。
 6月25日と7月2日の2話、かなりの違和感を得ながら見ていた。
 
 家康が何とか信康と築山殿を信長に知れずに逃そうと画策。
 それに対して、徳川家を守るためにと信康も築山殿も潔く自害。
 取り分け、築山殿の自害に際してまるで武士のように・・・「介錯を」と発していた。
 何、なに。
 それは可笑しいでしょう。
 女がそのようなことを云うはずがない。
 
 女々しい家康、いつになったら武将らしく振舞うのであろうか。
 本多正信が帰参しない限り、策略家の家康は描かれないのだろうか。
 
 今回の大河ドラマ、時おり、いえ結構多いけど、現代風に描かれている場面もある。
 また、戦国時代に生きている人々が、現代に生きている我々と似たような思考で描かれるような場面も・・・。
 その点は、本格的時代劇とは大きくかけ離れている。
 これでいいのか・・・と自問自答しながら見ている。

 ただ、戦国時代などの描かれる時代劇は好きなもので、文句を云いながらも見てしまっている。
 ただ、二度見はあまりない。

 ところで、本格的時代劇と云えば、池波正太郎原案の「雲霧仁左衛門6」が来月25日(金)から放送されるらしい。
 同時代劇は、一昨年あたりに制作されていたものと思うけど、ここまで放送されなかった。
 何か不都合なことがあったのだろうか。
 
 閑話休題。
 昨日から夏のカレンダー、いつものグラウンド・ゴルフ場、いつものメンバーとの練習時間帯が午前中となった。
 早速出向くと3人だった。
 後ほど女性が1人やって来て、4人で回った。
 
 少人数のため、水分補給の小休止をしながらも8ラウンドを回ることができた。
 この日の当方好調持続だった。
 42打、36打、32打、39打・・・ホールインワンが5つも。
 40打を3回も切れた。
 
 大会でホールインワンの量産があるといいけど、練習でいくら出ても価値はないと思えるけど。
 まぁ、練習でホールインワンが出ないなら、本番でも出ないであろうから。
 良かった、よかった。
 と、思いたい。(夫)

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映画「2ガンズ」(2013)

2023-06-15 21:20:45 | レビュー

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 前夜から雨が降っており、明け方の予報では午前中までには止むと出ていた。
 14日午後、小雨程度なものでグラウンド・ゴルフ場へ向かったが、小雨であるが一向に止みそうもない。
 誰も来ないから帰宅。
 
 暇を持て余し、もっともすることは結構あるけど。
 結局、ネットフリックスで標記の映画を見入ってしまった。
 109分があっという間だった。
 
 つまり、意外にも面白くて・・・。
 主演はデンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの二人の俳優陣。
 麻薬取締官ボビー(デンゼル・ワシントン)と海軍情報部将校マーカス(マーク・ウォールバーグ)が、お互いの素性を明かさないまま、マフィアの麻薬取締のため潜入捜査をしていたとのこと。
 
 映画の冒頭、二人がレストランの向かいの銀行を襲うことから物語がはじまり、何のこと、なぜ銀行強盗をするのか・・・と。
 いささか、腑に落ちない状況で映画が始まるから、ついつい引き込まれてしまった。
 
 そのシーンからちょっと過去に遡って意味合いが分かる。
 大物マフィアの組織壊滅のため、組織の資金源の300万ドル強奪が目的だった。
 ところが、貸金庫にはそれ以上の4000万ドル超の金があり、そのすべてをまんまと強奪しずらかる。
 
 後日、意外なことが判明。
 その金は、CIAがマフィアの麻薬密売に目をつむる条件で、上りの一部を戴いた金だったとか。
 
 麻薬取締官ボビーは、麻薬取締局(DEA)により資金を奪うことでマフィアの組織壊滅に追い込む段取りだった。
 ボビーの元恋人の麻薬取締官デビイ(ポーラ・パットン)も真相に絡んでくる。

 一方、海軍情報部将校マーカスは、上司の少佐らと共にこの金を部局で密かに使う段取りだった。
 
 二人は逃げる途中、マーカスがボビーの左腕を銃撃し金と共に海軍情報部に帰参、すると少佐らが金を取り上げると共にある小事で離隊されているマーカスの復職をさせないで、追放してしまった。
 
 結局、その金を巡って二人は、マフィア、CIA、海軍情報部の少佐一味、麻薬取締局(DEA)の4つの組織に追われる羽目になった。
 カーチェイス、銃撃戦、意に添わなかった二人が手を取り合って、対抗する展開へ・・・。
 最後まで目が離せない状況になってしまう。

 10年前の映画だから、デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグ共にキレキレのアクションも展開する。(夫)
 
[追 記]~解説~
 デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグが初共演し、麻薬組織やCIAの裏に隠された陰謀を描くサスペンスアクション。麻薬取締官ボビーと海軍情報部将校マーカスは、互いの正体を知らないまま、メキシコの片田舎で潜入捜査にあたっていた。2人は麻薬組織から4000万ドルを奪取するが、マーカスの上司の裏切りによって大金を奪われてしまう。ボビーとマーカスは大金を取り戻すため手を組むが、マフィアや麻薬取締局(DEA)に追い詰められていく。
 (映画com抜粋)


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忍びの風・池波正太郎・・・鳥居強右衛門

2023-06-07 19:45:00 | レビュー

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 昨日ブログにアップした鳥居強右衛門の話をもう一度・・・。
 当方が持っている池波小説「忍びの風(二)」、その目次の最初に「鳥居強右衛門」が掲載されていた。
 その後、「長篠城」、「攻防」、「使者」、「烽火」、「大軍」、「老鶯」など200頁くらいにわたって、強右衛門の人柄、家族、生き様、志願の使者、壮絶な最期が描かれている。

 不浄口(便所)の穴から寒狭川へ抜け出す様が克明に描かれている。
 以下、抜粋してみた。

 奥平信昌へ一礼するや、強右衛門は、不浄口の穴のふちから下へたらした綱へ手をかけ、巨体を穴の中へ沈めていった。
 「臭い」
 穴の中へ顔が隠れそうになったとき、強右衛門が大声にいい、一同の顔へにやりと笑いかけた。
 その笑顔のまま、強右衛門の顔が穴に消えた。
 不浄口のまわりに寄りあつまった人々のためいきが、まるでどよめきのようにきこえた。
 強右衛門は、綱をつたって穴の底へ下って行きながら、
 (臭い、くさい。これは、たまらぬ)
 もう笑顔どころではなかった。
 鼻をさす強烈な臭気に、呼吸がつまりそうになる。
 穴の底には、城兵の大小便がたまっている。
 一定のところまでたまった大小便は、寒狭川に面した穴から外へながれ出す仕掛けになっていた。
 「う、うう……」
 ついに、強右衛門は糞便の中へ下半身を落としこんだ。
 (鼻が、もぎとられそうな)
 おそろしい臭気であった。
 胸のあたりまで糞便につかりこんだ強右衛門が、両手をのばし、糞便を搔きわけるようなかたちで、向こうに見える穴をめざして足を運んだ。
 その苦しさは、言語に絶した。
 穴は二坪ほどある。すぐ向こうに見える穴にたどりつくのに、強右衛門は十里も歩いたように感じた。
 糞便はどろどろに重く、おもうように足がすすまないのだ。
 ようやく……。
 強右衛門は、寒狭川に面した穴へ顔を出すことを得た。
 冷たい外気を、胸いっぱいに吸いこんだとき、
 (生き返った……)
 と、おもった。
 川面は、穴とすれすれのところにあった。
 両腕にちからをこめ、糞便の中から身体をぬきあげた強右衛門は、しずかに寒狭川のながれの中へもぐりこんでいった。
 月も星もない空から、急に、雨がたたきつけてきた。

 と、云うような内容で城の不浄口から糞便にまみれながら、寒狭川に抜け出す様が描かれている。
 いかにも強右衛門の身体にまとわりつく臭気が、こちらまで漂うような筆致。
 この凄さを最初に読んだとき、凄いな、素晴らしい筆致とお思わず感嘆しながら読み終えたものである。
 
 いずれにしても、鳥居強右衛門という勇気ある侍が戦国の世に生きていたこと、忘れられなくなったものである。(夫)


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