いつ頃だったかな。
森茉莉さんの文章から森茉莉さんという方がどんな風か手にとるようにわかり(センスがある超変わり者(日本人魂はキッカリ持ちながら凄い西洋被れ、洗脳されてる系じゃないのね。))、大好きになってしまって、小説を買い漁って次から次へと読んでいた時期がある。
森鴎外もやっとこさ読み漁りを始めた時期。茉莉さんは鴎外の娘。
(森鴎外はさ、難しすぎて重すぎて(老後でいいさ!と)後回しだったわけさ。でも凄んごく好き!)
そうこうしていたら勤めていた会社が目黒から文京区に引っ越しになって、森鴎外の観潮楼やら自宅付近、小説に出てくる団子坂やら白山上や白山下あたりを直に感じられる毎日になり、気がつけばこの地に自ら引っ越してきてしまう始末。
これは運命的??宿命???笑
森茉莉さん自ら暮らし絶賛していた上野あたりも、行くたびに(勢いつけば徒歩で行く!)小説の中の上野を思い浮かべてノスタルジックになる。
「生活がある街だからいい」みたいなことを書いてあったような。
「フランスと似ている」とも。
そんな中でまだ一回も目を通していない本が一冊。
森茉莉さん翻訳の「マドモアゼルルゥルゥ」という小説。
元はフランスの女流作家ジィップの小説。
この本は探せど探せどなかなか無くて無くて。
古本屋を探しに探しまくってやっと見つけ(しかもまだ綺麗)、満足したら力尽きた、、、みたいな。笑
贅沢貧乏やらドッキリチャンネルは後回しにして、これを読んでみよう。読まなきゃ。