『樹の海』を観ました。

　年間自殺者が3万4千人を超える“自殺大国ニッポン”。富士山麓に広がる“青木ヶ原樹海”に足を踏み入れる人の数は減ることがない。その“樹海”を舞台に、迷い込んだ人々、死を望んだ者、或いは生を渇望する者、それぞれが抱える人生の断片が交錯しながら物語は綴られていく。(公式サイトより)
自殺など考えたことのない楽天的な俺でも、この「青木ヶ原樹海」は知ってます。「一度迷ったら出られない」「方位磁針が使えない」などという噂が有名な自殺の場所ですよね。ちょっと噂が大きくなっているらしいですが…
そこに入り込んでくる人たちの４つの話が描かれるオムニバス映画です。
とはいえ、ただただ死に至るだけの結末を描くのではありません。それじゃ映画になりませんもんね
樹海に捨てられ殺されかけた男が他の自殺者を目撃してしまい、その人から「生」を再認識するエピソード1
借金苦に自殺をはかろうとする女性を追って樹海に入る取り立て屋の行動を描くエピソード2
自殺した女性の調査をしている探偵と、調査上で知り合ったサラリーマンの会話を描くエピソード3
かつてストーカーをした相手の男に忘れられ自殺を考えるエピソード4
どの話も静かなんですが、とっても味があって、飽きることなく観ることが出来ます
それぞれの話にポイントとなるものがあるのも特徴です。エピソード1の黄色いビラ、そしてエピソード4の柄のネクタイが特に印象に強く残ります
死について、生について、死んだ人について、生きた人について、そんな生死に関しての感じ方を、重々しくなく淡々と綴られている映画でした。
ちゅうことで、柄のネクタイに救われたねで、７５点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

『ウルトラセブン 30周年記念3部作』を観ました。

　1998年にウルトラセブン30周年記念として製作されたオリジナルビテオシリー゛スです
『失われた記憶』『地球より永遠に』『太陽の背信』という３話になります。
前回観た1994年製作のTVスペシャル(こちら)が最悪だったんで、あまり期待せずに観ました
ウルトラセブン独特のメツセージ性ってのはちょっと薄れてしまいましたが、物語一つ一つはちゃんと出来ているなあと感じます
ただ、前作にも言えましたが、どうしてもセブン=モロボシ・ダンという所に注目しがちで、地球を救うウルトラ警備隊の影が薄くて薄くて…
昔ながらのウルトラホークや、車もHONDA NSXになったりと頑張ってはいるのですが、隊員一人一人のキャラが地味で、印象が残らないんですよね
で、主人公モロボシ・ダンは、老体にムチ打って頑張ってます
彼といい、フルハシ(毒蝮三太夫)といい、演技はですが、まあこれは今始まった問題じゃないですもんね
セブンのバトルは昔ながらですね～。ただ、ちょっとセブンの掛け声(「デュワッ!」など)が多すぎてうるさいかな
ちゅうことで、NSXは格好良いけど、二人しか隊員乗れないってのは…で４５点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

猛暑にVan Haren

　梅雨明けしてからというもの、猛暑の日々
朝の駅までの徒歩で既に汗びしょ　My (iPod)ShuffleでかかるVan Harenは更にその汗の量を増加させる…　夏のハードロックは応えるね
８／１１（土）
　朝は月イチの喘息検診。久々に血液検査をした。結果はまた来月
その後は、カミさんの実家に行った。
お仏壇に挨拶し、お線香をあげてると、抱いてたsが、ご先祖様の写真のほうに向かって指差して、なんだかやたら喋ってる
そういえば、途中に寄ったご先祖様のお墓のときも、一つの墓だけを指差してなんか喋ってたし…
コイツにしか見えない何かが見えるんだろうなぁ。
昔、Kもお墓参りしたときに、「パパ、あそこでおじちゃんがご飯食べてるね～」とか、誰もいない場所を指差して言ってたこともあるし…
久々のカミさん実家で、美味しいお寿司とビールを頂いちゃいました
夕方は近所の公園の盆踊り
俺&子供達は甚平&浴衣に着替えて行った。人混みもあり、更に汗びっしょり
その辺からか、いつも元気150%のKがなんだか調子悪く、しょんぼりしてる
夏風邪かなぁ　夏バテかなぁ
来週5歳の誕生日なんだから、早いとこ治しておかないとね。
８／１２（日）
　今日もあつっ
朝の買い物＆掃除で汗だくになった後は、子供達とプールにドボン
いやあ気持ちいいね～　ずっとこうしてればエアコンも要らないのにね～
午後はカミさんは子供達を連れて友人宅に行ってしまった
俺は留守番久々の一人の時間
もうすこしで仕上げに入るガンプラをしようか、録画で溜めている番組をさばこうか、全然出来てないゲームをしようか…
ソファに寝転んで、そんな思いを巡ってたら…気が付いたら夕方　いつの間にか寝てた
結局留守番の間に出来たのは、洗濯物の取り込みのみ
俺もやや夏バテ気味だなぁ。睡眠を多くとらんと持たないかも

『すべてはその朝始まった』を観ました。

　幸せな家庭を持つチャールズ(クライヴ・オーウェン)はある日、通勤電車の中で美しい女性ルシンダ(ジェニファー・アニストン)と出会い、親密になっていく。互いに家庭を持つ二人だが…ついに抑えきれず一夜を共に過ごそうとホテルに入ったが、その現場に暴漢(ヴァンサン・カッセル)が押し入り…

　なんかサエないチャールズが通勤電車内が出会う女性ルシンダ…あんな人に話しかけられちゃったらイチコロですね　いけないとは感じつつ、求め合ってしまう二人…そしてついにって所で、襲われてしまいます
暴漢は金は盗むは、ルシンダを襲うは、挙句の果ては、二人の関係を不倫と知って、その後もつきまとうつきまとう
チャールズもルシンダも手も足も出ない状況。家庭崩壊したくないからね
家庭崩壊せず、ルシンダも傷つけず、どうやって反撃していくのか　…という点に興味があった後半ですが…ちょい裏切りの展開。
フンフン…こういうのアリガチとは思いつつ、なかなか面白い運びです
そんな逆転劇もサクサク進んでしまうので、更に何かヒネリがあるのかと思ったら、それは期待しすぎでした
とはいえ、これだけのキャストですし、充分楽しませてもらいました
ちゅうことで、チャールズもいづれ捕まるなぁ…で７０点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

『フラガール』を観ました。

　昭和40年、本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなくなっていた。そんなまちを救うため、この北国に“楽園ハワイ”を作り上げるという起死回生の一大プロジェクトが持ち上がる。目玉はラフダンスショー。常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の奇跡の実話。(公式サイトより)

　それにしても、この場所に「常夏の国」を作ろうという発想はどっから沸くものなのでしょうか
場所も場所ですし、そこで暮らす人々の反応も、とっても分かるような気がします
そんな場所でダンスを教えることになったまどか(松雪泰子)。呆れ放題だった彼女が、地元の炭鉱娘たちと交わり、次第に心を一つにしていきます
この辺は、ありがちなスポ根映画に近いノリですね
当然、いい事ばかりでなく、地元住人との意識の違いから衝突をしたり、挫折があったり…分かっていても、観てて飽きないのは何故でしょうかね
意外にも、しずちゃん(南海キャンディーズ)の話は、本人の演技とは裏腹にちょっとじ～んと来てしまいました
最後は大団円　紀美子(蒼井優)のダンスに魅了されました
ちゅうことで、女優陣の3ヶ月に及ぶダンス特訓に拍手で６５点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

『星になった少年』を観ました。

　若くしてタイに渡り、日本人初のゾウ使いとなった坂本哲夢。二十歳に夭逝した彼の、動物達との触れ合い、そして彼の夢を綴る…(公式サイト)

　テツ(坂本哲夢)の話はかなり有名になりましたよね。
物語の序盤、彼がタイに向かう決心をしたのですが、そこまで見た話の流れでは、その動機ってのがなんか変なんですよね。学校で受けるイジメからの脱出って感じで。
ただ、タイでのゾウ、そして人々との触れ合いで、彼が大きく成長します
帰国してからは、トントン拍子かと思いきや、周囲との意識が違って衝突したり、恋(相手役は蒼井優)が芽生えたりと、ドラマしてます
最後の哀しい事実…分かっていても、泣いちゃいますね
以前、ＴＶで彼のドキュメントをやってたのをカミさんが見たそうで、そこだけ見て思い出し泣きしてました。
(「駄目だわぁ。この『象になった少年』わぁ…」って、それじゃエレファントマンじゃんか　あれも泣いたけど…)
その最後の最後で、彼がタイに行った本当の理由が分かり、最初に思った疑念が全く解消されました。
テツ　やさしいねぇ
ちゅうことで、やっぱ動物と子供は無条件降伏で、６０点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

第１１戦 ハンガリーＧＰ・決勝

　昨日の予選で色々とあったアロンソ選手、フィジケラ選手について、ペナルティが正式にあったようですね
ただ、アロンソ選手については、情報を色々聞くと背景があったようで、今後マクラーレンチーム、及び両ドライバーに対しての話題は尽きないでしょうね。スパイ疑惑といい、忙しいチームだこと
　左近選手は早々にリアイア　う～ん、ここでの最低限の仕事が完走だっただけにかなり残念です　
その他の日本勢は…琢磨選手は頑張りましたね。彼はここ最近、スタート直後の走りが安心して見られます　トヨタもラルフ選手がいい走りをしてましたし、今後向上が期待できますが、逆にホンダ勢…何も言葉が出ません
優勝はハミルトン選手。彼のライバルであるマッサ選手、ライコネン選手、アロンソ選手は、何度かコースアウトなどのミスがありましたが、ＴＶ中継で見た限りでは、ハミルトン選手はノーミス。ＰＰの選手がノーミスだったんですから、この抜けないコースでは無敵ですね

Ｆ－１サーカスはこれで３Ｗの「夏休み」に入ります
チャンピオンシップもいよいよ終盤に向かいます。次回トルコＧＰからの６戦、ライバル達が何とかしないと、ハミルトン選手、本当にデビューイヤーでのタイトル獲得になっちゃいますよ

第１１戦 ハンガリーＧＰ・予選

　オンガロリンクは風が強かったみたいですね。昨年のような雨がらみの波乱があれば面白いのですが、それも期待できなさそう
Ｑ１
　久々の左近選手、ＧＰ２でもなかなか厳しいチームでしたが、スパイカーってのもなかなか厳しいです　同僚のスーティル選手とのタイム差がフリー走行に比べかなり接近してきたので、これから乗りなれてくれば…と思いました。
しかし、彼の最後のアタックは残念。フィジケラ選手は自分の事しか考えてなかったですね
Ｑ２
　マッサ選手がトラブルでしょうか。このコースでの下位スタートはかなり厳しいですね。
Ｑ３
　ここはこれを語らずにいられませんね
アロンソ選手、及びあのチームの行動は何だったんでしょうか？
狭いオンガロリンクで、アタックチャンスを伺うのが難しいのは理解できますが、ちょっとやり過ぎです
チームメイト・ハミルトン選手が後方で待っているのをアロンソ選手もチームも理解していたはず。
それであの行動では、妨害工作としか思えません
予選後の公式会見で、あえて怒りを抑えてサバサバとしていたハミルトン選手が、逆に凄みを感じました
昔のセナ・プロといい、マクラーレンも懲りないですねぇ

ＧＰ２レース１で、中嶋一貴選手が２位。彼は今、ノリにノってますね

台風５号

　台風５号も上陸しちまったね
ウチの宮崎旅行、先週行っておいてラッキーだったねぇ
その台風の影響かわからんけど、今日は天気がいいけど、風が強い
朝イチで床屋に行ったけど、行き返りたった５分歩いただけなのに、汗がどっと出る
子供達に「今日は何して遊ぶ？」と聞いたら、「(先週行った)波のプールがいい」だと
さすがに宮崎は行けないから、家族で近所の市民プールに行くことにした
そこは０歳児から入れるってことで、もちろんsも参加
親子5人で1320円　施設とかが全く違うとはいえ、シーガイアの大人一人の料金の約半分　
旅行後のジリ貧家族には助かるワ
YとKは今回からやたら子供スライダーにハマってる。恐怖症も克服されたかな
sはずっと浮き輪つけて、俺orカミさんが引率状態で流れるプールで遊んだ。
最初はずっと足を突っ張って大声ではしゃいでたけど、途中から疲れと気持ちの良さからか　流れるプールで熟睡こいた
約2時間遊んで大満足でウチに戻った
昼食後は大掃除。先週の旅行後で部屋がすごいことになってるからね
掃除してて気付いたのが、アリ
子供達が落としたお菓子とか、こぼしたジュースが原因のようで、部屋の隅に何度もも目撃した。
明日はアリ退治かな

『戦場のピアニスト』を観ました。

　1939年、ナチスドイツがポーランド侵攻を始める。一人のピアニスト・ウワディスワフ・シュピルマンはドイツ軍の激しい迫害にあい、愛する家族と引き離されてしまう…

半月ぶりの映画鑑賞で、重いの観ちゃいました
シュピルマン自身の実体験を過激な演出なく映画化したものだそうです。演出が無い分、かなり暗く、淡々と物語が進みます。
とはいっても、描いている世界は、ユダヤ人に対してのナチスドイツの迫害・虐殺なので、こっちが笑顔で見れるものではありません
そんな厳しい街の中で、主人公であるシュピルマンがギリギリのところで生き抜いていきます
しかし、そんな彼の「生」の周りで、彼のことを愛し、親切に接してくれていた人々が、無情な「死」を迎えてしまいます
このバランスが悪い悪い　一人の生に対して、何人もの悲しい場面が出てくるので、正直最後まで後味は悪いという印象です
ただ、これも事実。彼らの物語の周囲で生きている、又は死んでいる人々も事実…う～ん言葉が出てきませんね。
監督のロマン・ポランスキー自身もゲットー(ユダヤ人の強制居住地区)で過ごした経験があるというお話ですね…我々が軽々しくモノ言ってはいけませんね
ちゅうことで、2002年カンヌ・パルム・ドールも納得の作品で、８０点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません。