来年のマシンはどうなる？

トヨタが早々に来年の新車を発表、昨日からテストを開始している。
例年、Ｆ１マシンは毎年のレギュレーションに適合させた上に、１月～２月に新車発表、テストを繰り返し、３月の開幕を迎えるというスケジュールだ。
来年は更にレギュレーションが大幅に変わる。
エンジンはＶ１０からＶ８になる。よって、エンジンサイズが小さくなる反面、エンジンの振動がひどくなるため、その対策を考慮する必要がある。
タイヤ交換がＮＧだった昨年から、一転してＯＫになるため、それに適合したタイヤセッティングが必要となる。
そんな大変な状態なのに、異常に早い時期から新車発表をし、開幕までに充分なテストを行うトヨタ。来年のコンセプトマシンを今年の鈴鹿以降に走らせていたとはいえ、この意気込みはすごい。

逆に心配なのが、そう、新チーム「SuperAGURI Formula 1」。
本来なら、今日、ＦＩＡからエントリー発表があるはずなのだが、まだ出てない。
新チームは、このエントリーに載らないとＮＧ（不承認）なので、気が気でない。
更に噂では、マシン開発が間に合わず、４年前のアロウズチームの中古シャーシを使うとか？？　それもテストは２月とか？？
毎年、ものすごく洗練され、アップグレードしていく「サラブレット」Ｆ１マシン。その世界で、４年前の、しかも当時中堅（より下）のアロウズが使用していた中古マシンでの参戦では、かなりつらい戦いになるのは誰が見ても明らか。

２００６年のチャンピオンシップを戦うにあたり、この対照的な２チーム。
いったいどーなってしまうのか？　（←なんかガチンコのナレーション風？）