半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』を観ました。

2021-10-02 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 「苦しむことなく殺してさしあげます。」ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。その人物の存在が明らかになったのは、「お父さんが殺された。」という少年からの通報がきっかけだった。警視庁捜査一課のNo.1コンビ犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)は、さっそく捜査を開始。すると似たような事件が次々と浮上する。捜査チームのリーダー麻生(石黒賢)、新米刑事の沢田(岡田健史)、室岡(前野朋哉)、青木(青山美郷)と共に事件の解明を急ぐが、被害者遺族たちの証言は、どれも犯人を擁護するものばかりだった。ドクター・デスは本当に猟奇殺人犯なのか?それとも救いの神なのか?そして、驚愕の事実と更なる悲劇が犬養と高千穂に降りかかる。
(公式サイトより)

 「ドクター・デス」という存在は、公式サイトで初めて知りましたが、アメリカで実在した医師だそうですね 130人もの人を安楽死させたとか・・・
病気やケガなどで、生きることが辛くなった人、もしくは、生きることにより、近親の人たちに負担をかけるのが辛い・・・そんな状態で、自ら「死にたい」と思う人に、安楽死を与える医師・・・
・・・過去にブラック・ジャックでも、その他の映画(タイトル忘れた)でも、こういった題材のネタはありました。
これは「殺人」なのか、それとも、死を望む人の願いを叶える「救世主」なのか 考え方によっては、非常に難しい話だと思います
実在した「ドクター・デス」は実際のところどうだか分かっていませんが、この作品の犯人は・・・
・・・これは、確実に「殺人犯」だと思いましたね。
確かに死を希望する人が相手なんだけど、希望した人が、じゃあ本当に死を直前に控えた場合にどうなるか・・・
そんな局面で、犯人は、死を選択するように、巧妙に「誘導」しているのは明白でした。これは「騙し」と変わりません
犬養と高千穂にとっても、犯人は犯人、乏しい状況証拠を基に、必死に探してます。
複数の似顔絵を組み合わせたら、あんな顔になるとは 見てすぐに「あ、柄本(明)さんじゃん」と笑ってしまいました
しかし、真の犯人は・・・という点で、後半までしっかり見せてくれる点は面白かったし、犯人そのものも(やってる事は悪いけど)興味深かったです。
不気味な最後だったし、続編が作られてもおかしくない存在かと
その反面、2人の刑事の関係性とかがイマイチ描かれていないので、「いいコンビだなぁ・・・」までは思えないです。
犬養と娘の「思い出の場所」を知っている高千穂・・・親しいのは確かだけど、それが仕事に生かされているとまでは行かず・・・
キャストが良いので、ちょっと勿体ないです
ちゅうことで、最初、あの表情が「木村佳乃さん」だと気づきませんでした・・・で55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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