半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『マリー・アントワネットに別れをつげて』を観ました。

2014-01-25 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1789年7月14日、いつもと変わらぬ優雅な朝を迎えたはずのベルサイユが、1枚の紙に震える。バスティーユが陥落し、王妃(ダイアン・クルーガー)とその寵愛を受けるポリニャック夫人の名前も載った286名のギロチンリストが発表されたのだ。「ずっとおそばに。」朗読係のシドニー(レア・セドゥ)は心酔する王妃への忠誠を誓うが、王妃からは「ポリニャック夫人の身代わりに。」という思いもよらぬ非情な命令を受ける。
踏みにじられた愛、身を引き裂く嫉妬、生命の危険──果たして、果たして、シドニーの最後の選択とは──?
公式サイトより)

 マリー・アントワネットという唯一無二の存在を題材にした作品は結構あったと記憶してますが、過去に見た作品は結構寝ちゃったというか・・・興味が薄い俺にとっては、イマイチ作品に入り込めないことが多かったなぁ・・・と
この作品も、先入観から入ってしまったので、すぐに眠くなりました
・・・が、何とか観ていると、ここで出てくる王妃(=アントワネット)は、主人公ではなかったですね。
若干気難しい王妃を、心から愛してやまない「朗読係」という立場であるシドニー・・・こちらでした
なので、王妃をとりまく裏方たちの「噂」とか、「駆け引き」とかが、結構生々しくて、いやーな世界です
シドニーはその点、とっても純粋というか、周囲に流されない意志を感じます。
ポリニャック夫人の寝姿をのぞき込むシドニーの表情が何とも言えなかったです
革命を起こす側の物語は結構多いですが、起こされちゃう側の視点はなかなか無いです・・・どんどん逃亡しちゃうんですねぇ・・・ギロチンですもんね
で、王妃が大好きなポリニャック夫人さえも標的に・・・そこで、あっさり王妃の「非情宣告」が
そんな決断に気づきはじめてからのシドニーの目線が、全てを物語ってました・・・辛い
その後の馬車に乗って、群衆に手を振るシドニー、そして「シドニーは朗読係でなくなり、何者でもなくなる・・・」みたいなセリフが読まれ、すっと消えてエンド
何とも思い切ったエンディング・・・ちょっと昔風ですが、なんか恰好良かったです
ちゅうことで、レア・セドゥの「目の演技」に魅せられました・・・で55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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