半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ハーモニー』を観ました。

2018-01-02 06:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 世界規模で混乱に陥った『大災禍』の後、反動により極端なまでに健康と調和を求める超高度医療社会に移り変わっていった。そんな偽りの世界に反発した御冷ミァハは、彼女のカリスマ性に魅せられた二人の少女とともに、抵抗を示すために自殺。13年後、ミァハと自殺を図ったものの生き残った霧慧トァンは、戦場の最前線で平和維持活動をしていた。そんなある日数千人もの犠牲者を出す事件が起き、世界に激震が走る。犯行グループの声明の中に死んだはずの御冷ミァハの面影を見たトァンは、真相を探るべく立ち上がる。
MovieWalkerより)

 若くしてお亡くなりになった小説家・伊藤計劃さんの3本の作品をアニメ化している「Project Itoh」シリーズ、2本目の鑑賞です
前回の「屍者の帝国」も最初に思った事ですが、この作品もまず「設定が面白い」と言いたいです。
この作品での世界は、医療技術、そしてITが高度に進化している状況であり、生まれた時から、体の状況が外部の監視下に置かれている・・・
身体のどこかに異常が発生しようものなら、瞬時で発見され、改善のための対策がとられる・・・
そんな社会になる日が来る・・・そんな感じもしますもんね
ミァハは、なんでこんな社会に抵抗を示すようになったのかという理由は、あまり述べられませんでした。
ただ、妙に「悟っている」というか、「見据えている」というか、そんなに説得力があるような「しゃべり」には見えなかったんですが、トァン達は完全に魅了されちゃってますね
こんな背景がある中で、(一応主人公の)トァンは、ある事件の「裏」に何かを感じて、捜査を続けます。
捜査を続けていくうちに感じるのは、独特の「暗さ」でしょうか・・・
結構派手なシーンがあったり劇場作品としては盛り上がるための「要素」があるのですが、それ以上に流れる独特な「雰囲気」を感じるのです。
かなり衝撃的な「自殺」のシーンなんかも、その「暗さ」に一役買っているのでしょうね・・・
当然ながら事件の「結末」たるものはあったけど、なんか後味の悪さというのも・・・
ちゅうことで、観る前に解説をしっかり叩き込む必要のある作品・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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