半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『レイクサイドマーダーケース』を観ました。

2006-09-03 08:05:42 | えいがかんしょうの部屋
 中学受験を間近に控えた子供を持つ3組の親が、塾の講師を招き、湖畔の別荘で合宿することになった。妻・美菜子(薬師丸ひろ子)と別居中の俊介(役所広司)は、娘のために参加することにしたが、その場所に愛人が訪れ、その晩に殺されてしまう。「夫との離婚を強要され、殺した」と言う美菜子であったが・・・

最初、この映画のタイトルを見て、そして、湖畔・別荘・殺人・・・と聞いたときスプラッター・ムービーを想像してました
「13日の金曜日」みたいな設定ですもんね。人里離れた別荘で、一人、また一人殺されていく・・・みたいな
という予想をもとに見て、見事に肩透かしにあいました。
確かに1人の女性の殺人というものが物語をずっと動かしておりますが、描かれているのは、「お受験」というものに対する考え方、「子供」への想いという意外なものでした。そんな要素が、この湖畔・別荘での集団生活によって、人間としての考え方に「ゆがみ」が出てしまっているというのが、ヒシヒシと伝わってきます
本筋がそっちか・・・と気付くのですが、とはいえ、各所各所でホラー描写を入れるのは、「とりあえず恐怖心あおっとくか」という意図がミエミエで、そこはどーなんでしょうかね
(車の後ろを、人影が横切ったり、最後の愛人の描写なんかも・・・)
登場人物は、どの人も色があってすごく良いです。男性は、役所広司と鶴見辰吾以外は、キナ臭くて怖いです。また、薬師丸ひろ子もホントに久々に見ましたが、いいですね~
ちゅうことで、「お受験」は嫌だなあで50点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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