半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『月と雷』を観ました。

2018-12-15 08:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく。
結婚を控え、そう考えていた泰子(初音映莉子)の前に現れた、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人の息子、智(高良健吾)。20年前、愛人・直子と智が転がり込んできたことで、泰子の家庭は壊れたはずだった。
根無し草のまま大人になった智は、ふたたび泰子の人生を無邪気にかき回し始める。「邪魔しないであたしの人生」、そう普通の幸せを願っているはずなのに・・・
泰子は智とともに自分の母親、異父妹、そして智の母・直子(草刈民代)を訪ねて行くことで、平板だった自分の人生が立ちどころに変わって行くのに気づき始める。
公式サイトより)

 直木賞作家・角田光代さんの同名作品の映画化だそうです
何も予備知識なしで観ましたが、普通にスーパーでパートし、一人暮らししている女性・・・でも、何か「覇気」が無いなぁ
スーパーにいる男も若干気持ち悪い感じがしましたが、智の印象も、決して普通には見えませんよね。
いい大人の男性なのに、いくら昔、幼馴染っぽい暮らしをしていたとはいえ、かなり馴れ馴れしい
でも、それを平然と受け入れ、体も許しちゃう泰子も何なんだろうか・・・
彼女にあまり「体温」を感じない理由というのが、冒頭の解説の過去なんですね・・・最初にそんなシーン(子供の頃)が出てきたけど、あれだけでは分かりませんでしたよ
本当に淡々と生活し、淡々と周囲の(因縁の)人たちを受け入れ、妊娠までしちゃって・・・
しかし、ある事がキッカケで、キレちゃいましたね。ちょっと遅いような・・・
自分の中にあった「何か」(自分自身でも理解してなかったような・・・)をハキ出して、初めてリセットされたような顔をした泰子。
そして、彼女も、昔の「楽しかった」気持ちに戻っていっちゃったのかな
劇中ずっと見れなかった、「笑顔」が最後に見れたのが、彼女にとっても、観ているこちらにとっても、「光」となりました
ちゅうことで、リモコンで殴ってはいけません・・・で50点
※あくまで個人的主観ですので気分害されましたら申し訳ありません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『女神の見えざる手』を観ま... | トップ | またまたミニカーを・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えいがかんしょうの部屋」カテゴリの最新記事