半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『かぞくのくに』を観ました。

2024-02-06 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1972年、朝鮮総連の推進する帰国事業により、16歳で北朝鮮へと移り住んだ兄のソンホ(井浦新)が、1997年、病気治療のため、25年ぶりに日本への一時的な帰国を許されることとなり、妹のリエ(安藤サクラ)をはじめ、家族は大喜び。しかし、再会を心待ちにしていた彼らの前に、ソンホは監視役の見知らぬ男を伴って姿を見せて、微妙に緊張した空気が一同を包み込む。そしてソンホがなかなか打ち解けた態度を周囲に示さぬまま、時は過ぎていき…。
(wowow番組紹介より)

 この作品の監督であるヤン・ヨンヒさん、在日コリアン2世だそうで、彼の実体験を基に作られたフィクション作品だそうです
何も予備知識を持たずに観たのですが、最初、このソンホ自身と、彼の立場が分かりませんでした
彼は在日コリアンで、若き時に、日本の家族を離れて、北朝鮮に行ってしまったんですね。
何で、わざわざ北朝鮮に行ったのかというのも理解できなかったんですが、当時、北朝鮮は「理想郷」「楽園の国」と言われていたそうで・・・そんな事実も良く理解できてません
んでもって、この冒頭の帰国決定のシーンに繋がるワケですね。
病気治療という名目でやっとこさ日本に帰ってこれる・・・家族は(父親を除き)単純に喜んでいるように思えましたが・・・
シーンが移るたびに、段々と分かってくる、彼の「制約」・・・そして、彼を日本に送り込んだ「システム」が・・・
怖いですね。国がそんな指示を出しているんですかね
父親だけは、それを理解しながらも、帰国させている・・・この父と子の関係性も、なんともねぇ・・・って感じです
「思考停止 考えるな、従え」という言葉が全て・・・激高するリエの手を突き放しても、北朝鮮に戻ろうとするソンホ・・・
・・・どうしようもない、太刀打ちできないこの現実は重たいです
ちゅうことで、ハXコ秋山さん似の、あの監視人、何でもいいけど、タバコはポイ捨てするし、人の話をポケットに手を突っ込んで聞いてるし、許せん・・・で60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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