半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『おみおくりの作法』を観ました。

2024-01-05 04:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 ロンドン市ケニントン地区の民生係、ジョン・メイ。ひとりきりで亡くなった人を弔うのが彼の仕事。事務的に処理することもできるこの仕事を、ジョン・メイは誠意をもってこなしている。しかし、人員整理で解雇の憂き目にあい、ジョン・メイの向かいの家に住んでいたビリー・ストークが最後の案件となる。この仕事をしているにもかかわらず、目の前に住みながら言葉も交わしたことのないビリー。ジョン・メイはビリーの人生を紐解くために、これまで以上に熱意をもって仕事に取り組む。そして、故人を知る人々を訪ね、イギリス中を旅し、出会うはずのなかった人々と関わっていくことで、ジョン・メイ自身も新たな人生を歩み始める……。
(公式サイトより)

 民生係、「ひとりきりで亡くなった人を弔う」という仕事があるんですね。
亡くなった人の情報が入ると、その事実確認を行って、記録し、遺品を整理して、血縁とか、関係がある人を調べて探して・・・
葬儀判断もして、お墓も考える・・・めっちゃ大変だし、広範囲じゃないですか
これを実質一人でこなしているジョン、そりゃあ時間かかりますよ
なのに、そんな彼にあっさり解雇通告する上司・・・もっと他に考える対策はあるだろうに・・・
でも、最後の案件も丁寧に、いや、今まで以上に介入して行動していきます。
様々な土地に出向いて、沢山の人に話を聞いて・・・
この行動も、いつも通り、つれない感じで終わりそうでしたが、いつの間にか、ジョンとの関係に一つの「花」が咲いていました。
いいなぁ・・・よかったなぁジョン・・・などと思っていましたが・・・
ちょっとぉ、哀しすぎますよ。そんな展開では 思わず立ち上がってしまいました。
ジョンの献身で、ビリーの葬儀は孤独にならなかったのに、その日にジョン自身のほうは・・・そんなのアりですか。本当に哀しいです。
でも、ラストはねぇ・・・良かったとは言い切れないけど、今までのジョンの仕事を見ていただけに、涙が出ました
ちゅうことで、音楽も暖かく・・・そして切なく・・・で、80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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