半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ビール・ストリートの恋人たち』を観ました。

2020-02-24 05:30:00 | えいがかんしょうの部屋
「赤ちゃんができたの」

1970年代のニューヨーク。ティッシュは19歳。恋人のファニーは22歳。幼い頃から共に育ち、自然と愛を育み、運命の相手を互いに見出した二人にとって、それは素晴らしい報告のはずだった。
しかし、ファニーは無実の罪で留置所にいる。彼はティッシュの言葉を面会室のガラス越しに聞いた。小さな諍いで白人警官の怒りを買った彼は強姦罪で逮捕され、有罪となれば刑務所で恥辱に満ちた日々を送るしかない。二人の愛を守るために家族と友人たちはファニーを助け出そうと奔走するが、そこには様々な困難が待ち受けていた...。魂を試されるようなこの試練を乗り越え、恋人たちは互いの腕の中に帰ることが出来るだろうか?
(公式サイトより)

 なんか、ここ最近「黒人差別」というものを扱った作品が続くなあ・・・それだけ「根強い」というものなんでしようねぇ・・・気が重いです
そういったテーマがあることを承知の上でこの作品を見始めたワケですが、ティッシュとファニー、めっちゃいい二人ですよ
そんな二人が、留置所のガラス越しに会話している・・・これだけでもしんどいですよ・・・
妊娠を報告するティッシュ。両親もしっかりしてて良いのですが、親戚?の人たちは何だろうか・・・あんなに嫌悪感を出す理由が分かりませんでした。
で、母親のシャロンがとっても頑張っているのが印象的でした。ティッシュを静かに見守り、そして「無実」を証明するために、あらゆる行動をとる・・・「事件」のキッカケになった(レイプされたという)被害者の女性との会話は、彼女なりの行動だったんですが、お互いに辛い結末でしたね
頼りなく映った弁護士さんも、力が無いなりにも必死になってくれているし・・・不動産屋さんも、「愛する二人」に親身になって応対してくれてるし・・・
なのに、残念ながら、劇中で、ファニーの「無実」が晴れることはありませんでした。これが現実であるとすると、一体、何人の人が理不尽な獄中生活を送っているのか・・・
でも、息子アロンゾもしっかり成長して、父親を認識している・・・小さい「幸せ」が、もっともっと大きくなっていくことを願います
ちゅうことで、全編に流れる静かな音楽が印象的でした・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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