半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『零落』を観ました。

2023-11-04 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 8年間の連載が終了した漫画家・深澤薫は、自堕落で鬱屈した空虚な毎日を過ごしていた。SNSには読者からの辛辣な酷評、売れ線狙いの担当編集者とも考え方が食い違い、アシスタントからは身に覚えのないパワハラを指摘される。多忙な漫画編集者の妻ともすれ違い、離婚の危機。世知辛い世間の煩わしさから逃げるように漂流する深澤は、ある日“猫のような目をした”風俗嬢・ちふゆと出会う。堕落への片道切符を手にした深澤は、人生の岐路に立つ……。
(公式サイトより)

 もう少し、公式サイトの情報を見たところ「青春漫画の金字塔「ソラニン」を放ったカリスマ漫画家・浅野いにおの新境地にして衝撃の問題作を完全映画化」との事です
主人公・深澤が漫画家というのはすぐに分かるんですが、最初から目についたのは、どちらかと言うと、「周囲の人達」ですかね。
担当編集者の人とウマが合わないのは、何となくアリガチかなぁ・・・と思うのですが、打ち上げの編集者の人達の態度が、あまりにも最悪で、他人事ながら、めちゃ腹が立ちました。
ただ、深澤にとっては、そんな態度をとられようが、書店に置かれている自分の漫画のスペースが狭かろうが、SNSで酷評されようが、あまり言葉にも出さずに(出しても声小さいし)、反応がとっても鈍いです。
でも、心の底で溜まっているものは相当あるみたいですね。節々で自分で制御できないところまで来ている・・・という危険は、風俗嬢との会話などで垣間見れました
そこから中盤を経て、彼の「漫画」に対する「向き合い方」が変わってしまいます。
そりゃあ、あの沢山のやりとりを見ていると、変わるよなぁ・・・と思いました。
いや、変わらないと、深澤の行動がどんどんとヤバい方向に行ってしまう。周囲も不幸にしてしまいそうでしたもん。
・・・しかし、アカリとの会話は、刺さりますね
どーんと重たい気持ちのまま、終幕しちゃって・・・こちらも辛いです
ちゅうことで、これが漫画ってのもビックリ・・・で、45点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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