半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『新聞記者』を観ました。

2020-08-15 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。
一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。 
「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。
愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。
真実に迫ろうともがく若き新聞記者。
「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。
二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!
(公式サイトより) 
 東京新聞記者・望月衣塑子さんのベストセラー『新聞記者』を映画化した作品だそうです。アカデミー三冠も獲って、話題になってましたね
これって、もちろん直接指してはいないものの、昨今のニュースが記憶に残っていれば、誰もが、森友学園の話ってのが分かります
記者である吉岡は、「執着」って言葉がとっても似合いますね。確実に存在する(いや、信じている)「(奥に潜む)真実」に向かって、周囲との温度差を感じつつも、突き進みます。
この辺は、筆者である望月さんの「姿」なんでしょう。
相手は内閣・・・大きな存在、簡単にモミ消すことも、(質問を)聞かないことも出来る彼ら・・・
印象悪い記者をあんな取り扱いにするってのも、実際にあるんでしょうねぇ・・・
そんな内閣の中での杉原の存在が、この作品の一番の「興味」だったかも
彼は、正直、誰をモチーフにしているのか? はたまた、映画としてのオリジナルの存在なのか?
その辺が分かりませんが、彼の心の葛藤がものすごく伝わりますね。
だけど、彼も「一人」という存在・・・生殺しって感じで、息苦しかったです
やるせない・・・でも、これが現実なんですよねぇ・・・
ちゅうことで、本田翼ちゃんの役(存在)、地味なんだけど、杉原にとっちゃあ、重要な人でした・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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