冒険家 植村直己さん
君たちに僕の考えを話そう
僕らが子どもの頃、目に写る世界は新鮮で、すべてが新しかった
やりたいことは何でもできた
ところが年をとってくると疲れてくる
人々はあきらめ、みんな落ち着いてしまう
世界の美しさを見ようとしなくなってしまう
大部分の人は夢を失っていくんだよ
僕はいつまでも子どもの心を失わずに
この世を生きようとしてきた
不思議なもの、すべての美しいものを見るために
子どもの純粋な魂を持ち続けることが大切なんだ
いいかい、君たちはやろうと思えばなんでもできるんだ
僕と別れたあとも、そのことを思い出して欲しい
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