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過ちを認めるのにはばかる事なかれ

2006-02-15 | 政治
社民党が、ようやく昔の誤りを認めて軌道を修正した。ちょっと遅かったんじゃないか。当時の社会党は、衆議院に100議席近くをもっていたが、細川内閣に参加して、小選挙区制に賛成して自らの墓穴を掘った。また、首相の座をもらうことで自民党の復活に手を貸し、しかも決定的な過ちを犯した。自衛隊は合憲としたこと、日米安保条約を認めてしまったこと。このおかげで当時の社会党は新社会党と分裂し、さらに民主党に多くの議席をとられてしまった。それまで支持していた人の多くが社民党に幻滅を感じた。

 遅かったけれども、しかし過ちを過ちと潔く認めたことは評価したい。誰がどんなに逆立ちしても、今の自衛隊が憲法九条に違反している存在であることは、自民党でさえ認めざるを得ない。だから、彼らは憲法を変えたがっているのだから。あとは、安保条約を廃棄する路線に戻ることだ。現実政党になるよりも、あくまで理想を求めて進む政党であって欲しい。

 マスコミはほとんど報道しないが、先日の福島さんの予算委員会の質問は、小泉首相の痛いところをついた良い質問だった。現実的でないなどというつまらぬ批判には耳を貸すことはない。現実的になれと言うのは、与党の路線を承認しろと言うことでしかないのだから。自民党とどこも違わない民主党がそれをよく示している。

 これからの社民党に期待したい。新社会党とも和解し、共産党とも共闘を進め、日本の軌道を正しい方向に戻して欲しい。


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