沖縄にジュゴンという動物が棲んでいる。哺乳類であるが、海に棲んで海草を食べているおとなしい動物である。癒しの動物と言われている由縁である。日本ではわずか十頭(またはそれを超えるくらい)が棲んでいると言われている。もちろん絶滅危惧種である。
ジュゴンは沖縄の海草藻場に夜やってきて海草を食べる。海草だけしか食べないので海草藻場が命を支える場所である。しかし、沖縄も海岸にはコンクリートの塊が並べられ、コンクリートで浜は固められていく。海草が生育する場所はどんどん無くなってきた。
さらに漁業の網にかかって死ぬジュゴンも多い。そして、今では沖縄東部沿岸の海草藻場にわずかなジュゴンがやってくるのが確認されるばかりになっている。そのもっとも広範な海草藻場がある辺野古海岸に米軍がヘリコプター基地を新しく建設しようとしている。これができれば、わずか十頭前後になった沖縄のジュゴンの息の根を止めることになりかねない。
沖縄のジュゴンを守ろうといろんな人が力を出し合ってきた。海草の分布とジュゴンの食べ跡を調査する市民運動として「ジャングサ・ウオッチ」という運動が毎年何回か行われている。日本自然保護連合が主催している。
一方、東京などの都会に住むジュゴンのファンによって今年からジュゴンの喰み跡調査が始まっている。「北限のジュゴンを見守る会」が、トキやオオカミなど絶滅した動物の悲劇を繰り返さないために、沖縄のジュゴンの喰み跡と糞の調査を呼びかけている。
日本からジュゴンがいなくなる日も近いかもしれない。少しでもそれを先延ばしして、できれば日本の海にもジュゴンがたくさん遊弋するようになって欲しい。
北限のジュゴンを見守る会では、調査への協力および募金を呼びかけている。力を貸してあげたい。
ジュゴンは沖縄の海草藻場に夜やってきて海草を食べる。海草だけしか食べないので海草藻場が命を支える場所である。しかし、沖縄も海岸にはコンクリートの塊が並べられ、コンクリートで浜は固められていく。海草が生育する場所はどんどん無くなってきた。
さらに漁業の網にかかって死ぬジュゴンも多い。そして、今では沖縄東部沿岸の海草藻場にわずかなジュゴンがやってくるのが確認されるばかりになっている。そのもっとも広範な海草藻場がある辺野古海岸に米軍がヘリコプター基地を新しく建設しようとしている。これができれば、わずか十頭前後になった沖縄のジュゴンの息の根を止めることになりかねない。
沖縄のジュゴンを守ろうといろんな人が力を出し合ってきた。海草の分布とジュゴンの食べ跡を調査する市民運動として「ジャングサ・ウオッチ」という運動が毎年何回か行われている。日本自然保護連合が主催している。
一方、東京などの都会に住むジュゴンのファンによって今年からジュゴンの喰み跡調査が始まっている。「北限のジュゴンを見守る会」が、トキやオオカミなど絶滅した動物の悲劇を繰り返さないために、沖縄のジュゴンの喰み跡と糞の調査を呼びかけている。
日本からジュゴンがいなくなる日も近いかもしれない。少しでもそれを先延ばしして、できれば日本の海にもジュゴンがたくさん遊弋するようになって欲しい。
北限のジュゴンを見守る会では、調査への協力および募金を呼びかけている。力を貸してあげたい。
