歌集

2014-04-14 | 日記

         

図書館で借りてきた一冊の歌集、『 内藤鋠策歌集 』 ( 石黒清介編・1976年短歌新聞社刊 ) 。内藤鋠策 ( ないとうしんさく 1888-1957 ) は長岡市に生まれ我が栃尾 ( 現長岡市 ) に育った、主に大正時代に活躍した出版人であり、また歌人であった。僕はあまり知らなかったが、今回栃尾図書館で見つけて借りてきた。図書館でも調べてもらったが、今でも彼の本はほとんど出版されていないのが現状である。この栃尾図書館が入っている公民館の広いパーキングの脇に、わりと大きな歌碑が西谷川に向って立っている。石に刻まれたのは、鋠策の故郷を思うさびしき歌である。

     かはひとすぢたえずながるるふるさとのたそがればかりさびしきはなし 鋠策

 


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2 コメント

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内藤シンサクは (水馬亭)
2014-04-16 20:21:00
知りませんでしたね。われらが赤字お荷物情報紙に内藤氏のコラムでも書きませんか? (歌碑写真を入れて)800字ほどのミニコラムでもいいですよ。いかが?
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Unknown (m.sakai)
2014-04-16 21:40:45
どうもありがとうございます。そうですね、何か書いてみましょう。もはや忘却された出版人でありますが、しかしまた今日、蘇生させなければならない歌人(うたびと)だと思います。
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