歌集
2014-04-14 | 日記
図書館で借りてきた一冊の歌集、『 内藤鋠策歌集 』 ( 石黒清介編・1976年短歌新聞社刊 ) 。内藤鋠策 ( ないとうしんさく 1888-1957 ) は長岡市に生まれ我が栃尾 ( 現長岡市 ) に育った、主に大正時代に活躍した出版人であり、また歌人であった。僕はあまり知らなかったが、今回栃尾図書館で見つけて借りてきた。図書館でも調べてもらったが、今でも彼の本はほとんど出版されていないのが現状である。この栃尾図書館が入っている公民館の広いパーキングの脇に、わりと大きな歌碑が西谷川に向って立っている。石に刻まれたのは、鋠策の故郷を思うさびしき歌である。
かはひとすぢたえずながるるふるさとのたそがればかりさびしきはなし 鋠策