ニキ・ド・サンファル

2015-10-18 | 日記

           

今朝の「NHK 新日曜美術館」はニキ・ド・サンファル (1930-2002) の展覧会を紹介していた。この写真のオブジェもニキの作品である。以前東京の方からいただいたものである。東京の方とは、時々このブログにコメントをいただいている 「辛口サラリーマン」 さんである。以来ずっと洗面台の脇のチェストの上に飾っていて、朝の洗顔の時にいつも挨拶をするのである。クリアーな色彩が一日の始まりには、嬉しい。“ ナナ、おはよう!” と、目で挨拶をする。“芸術” は日々の中にある。

        

この本の中に、1965年 『ヴォーグ』 誌でのインタビューに応えて、ニキの言葉が載っているので一部紹介する。

男たちは金銭や権力、レジオン・ド・ヌール勲章といった馬鹿げたもののとりこになっているわ。それに対して女である私は、ファンタスティックな自由を持ち、現代の世界を前にして私が抱く問題や錯乱を表現することができる。その意味で、私は社会集団に打撃を与え、彼らの夢を壊していると言えるわね。男たち … 男たちは現在、芸術において何を実現しうると言うの? ただひとつ、宣伝広告にしがみつくジゴロになることだわ … むしろ犠牲者ね … 可哀想な男たち!

 


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