夜の時間
2016-05-16 | 日記
夜の深い時間に、蛙の鳴き声が一層賑やかになってくる。今夜は雨の予報だが、雨はまだ降っていない。先ほどまで高校時代の同級生が二人訪ねてきたが、帰ってからも蛙は鳴き止まないのである。音楽を聞いているのか、または蛙の歌声(?)を聞いているのか判然しないのである。夜の窓を開けて、五月の風は気持ちいい。
マリゴウルドの花輪に 飾られた僕の頭は五月の風に
縮れ 、黄金に波うつ テミストクレースの死の行列
をみてゐる僕の白い法衣も波うつ 小鳥の鳴く海か
果実の影か 首環の破裂か ( 西脇順三郎の詩 「五月」より )
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