大雪予報と 「 楽 」

2013-01-03 | 日記

今日は今期2回目の 「 雪掘り 」 をした。1回目は去年12月23日だったから10日間にして既に2回だから、この先あと何回 「 掘る 」 のか…。まあ、この際何回でもいいかな、って感じ。           

               山里に赤き色なし雪は降る

ちょうど 「 雪掘り 」 が終わった夕方、東京の友人から 「 9時から楽さんのドキュメントを放送するから見て 」 と電話があった。楽さんとは十五代目・楽吉左衛門のことである。今、銀座三越で個展が開催中であるが、先日見てきた友人が言うには、全作品は完売だそうである。価格は一作品数百万と聞く。十五代目は、長次郎を祖に持つ四百年の楽家の末裔である。個展会場のデザインは友人の友人である建築家がしたということであったから、行けないのはわかっていても僕も一度見ておきたかったナ…。建築家には二年前お会いしたことがあるが、とてもセンスのある方であった、という記憶がある。番組では、トラディションとアヴァンギャルドの振幅を揺らぐ十五代目の背中を映していたように思う。久し振りに刺激的な番組を見た。灰色の雪空に束の間、青空を見た思いであった。