アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

スイッチバックが消える日・・

2018-11-17 11:00:00 | 鉄道写真(EC)

「平成最後の・・・」という言い回しが流行っているとか。確かに来年の春から新たな元号となると、さらに時代が移ったという実感が湧いてくるだろう。何とも切ない時代になったものだ。

鉄道の世界も、効率化、合理化が進み、国鉄を知る者からしたら隔世の感すらしてくる。鉄道趣味も考え方が昔とはかなり変わってきているのだろう。撮影したり、乗車したり、鉄道そのものに触れることで、昔は旅情という目に見えない心の温かさを感じたもの。寂しくなったものだ。

新幹線主体とも言える、現在の鉄道の世界。時代に合わないとの勝手な理由で消滅した寝台列車たち。列車だけではなく、鉄道施設も知らぬ間に変化し過去のものなりつつある。路線廃止、駅廃止が一番良い例だが、今後の鉄道の世界、趣味的見地からも案じている。

山岳地にあった、多くのスイッチバックという鉄道路線も無くなりつつあるのだろう。勾配の途中に駅を設けるため、平坦な線路をひき駅を作り、前後に引き込み線を作って、列車はそこを往ったり来たり。スイッチバックにも多々形状が存在するが、こんな日常こそ現代にはそぐわないこととして扱われることだろう。大多数の乗客は、乗車を目的とはしていないことは理解できるが、こういった非効率の日常にこそ、何かPCでは理解できない世界があるのではないか。

ふと見た写真で、くだらない事を書いたが、ここ中央線沿線も随分と変わってしまい、こんな写真を見ると懐かしさを覚える。おおきなダブルクロスポイントの先の通過線を全力で上る臨時急行「たてしな」。この当時、いつもこのスジには、修学旅行用の167系電車が使用され異彩を放っていた。

1976-06-13  8601M  たてしな51号  Tc167-18    中央東線:初狩駅



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