この冬は、毎年の暖冬の中でもとりわけ異常気象を体感している。このところの関東の暖かさは1月としては経験がない。上着も付けず半袖シャツで走り回る少年を目撃できた。近所の白梅は満開となり良い香りがしてくる。日差しは暖かいというよりは、すでに暑いくらい強く感じた。スキー場には雪が無くスキーヤーも激減と聞く。このまま春になるとは考えにくいが、それにしても今の時代何事も極端に偏るのはどうしてなのか。温暖化と片付けてしまう前に、やはり日本人に生まれた以上、日本の四季を肌で体感したいものだ。これからは、いよいよ花の季節。いやその前に真冬の澄んだ空気を味わいたい。久しぶりに雪景色を見たくなった今日この頃・・
亜幹線用に開発されたED77が引退となり、その後は分け隔てなくED75が入線した磐越西線。客車列車時代ではないが、数往復の貨物列車と臨時列車は、何年かED75が活躍していた。ED77時代には、よく出向いていた磐越西線だが、ED75が入線することには違和感を感じ積極的にはなれなかった。ナナゴ自体は好きな機関車だが、国鉄時代の約束が破られてしまうように感じていたのかもしれない。まあ、それも遠い思い出に代わり、こうして残された画像を綴っている。
掲載写真は、朝の専用貨物列車を牽くED75重連。山深い中山峠には、まだ朝日が列車には射さず、背後が明るくなっていっそう空気がピンと張りつめた雰囲気を醸し出した。スイッチバックの中山宿まであと少し。重連のナナゴは全力で駆け上る。
1995-02-04 5295ㇾ ED7595+140 JR東日本/磐越西線:中山宿付近
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