長らく大阪環状線を走っていた103系がこのほど引退との報道があった。
何と環状線で48年間も走っていたとのこと。国鉄時代の電車とはいえ、随分長持ちしたものだ。今年5月に関西へ行った際、まだ元気に走っていた印象だったが、よく車両を見てみるとかなり改造や更新工事を請けていて関東で見ていた103系のイメージは薄くなったように思う。前面側面とも原型を留めず、少し寂しく感じたものだった。乗車しても車内の変化には驚いたが、唯一床下から聞こえるMT55のモーター音だけは往年と変わらなかった。乗り心地とともに懐かしく感じたが、すでに関東地区では見られない103系だが、西日本で残り170両ほど残され最後の活躍をしているという。またの機会を見つけて、撮影に乗車しに行きたいと思っている。
掲載写真は、オレンジバーミリオンの色つながりで中央線の特快で活躍していた時代のものを。関東で生まれ育ったアントンKには、やはりこちらの姿の方が馴染みがあり愛着がある。当時の友人と101系と103系とどっちが乗り心地が良いかなどと大激論を戦わしたことも懐かしく思い出される。
1978-01-27 Tc103-316 西荻窪にて
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