今年は、機関車けん引が当たり前だった工事列車(工臨)の後継であるキヤが台頭し、いよいよ電気機関車の活躍の場が狭まれたと実感した年だった。新型車であるキヤE195系にもバージョンが色々あるようで、新たな被写体としてお好きなファンの方々には歓迎される車輛だろう。アントンKには、あまり見る機会がないせいか、未だ積極的にはなれないでいる。
そして、吾妻線に入線していた砂利を運ぶホキ工臨も最後を迎えたらしい。たまたま夏にこのホキ列車に出くわし撮影することが出来たが、ここも後継のキヤへと代わるようである。普段馴染みこそない列車たちだが、こうも続々と機関車けん引列車が消えていく時代に、やはり寂しさは隠せない。掲載写真は、その吾妻線をいく貨物列車。ホキ5連けん引しているから、今のような臨時の工臨ではないようだが、その前身の列車なのかも。ちょうどペンタ67を購入して最初のカットのようで、何とも構図が定まらない気にくわないカットが残っている。おそらく、ファインダー全体を覗くことが出来ず、見えたままで撮影したのだろう。これも若気の至り、と今では自分の中で許容している。
1978-11-03 193列車 EF12 16 吾妻線:祖母島-小野上
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