相変わらずの猛暑が続き、動きが鈍いアントンKだが、思う事あって久々に撮影に出かけてきた。もちろん撮りたい列車を求め遠征したが、気持ち半分は東京を一時的でも離れてみたかったのだ。思えばここ数か月は、蚊帳の中生活で、何もかもが閉鎖的に思えてしまう。行動も考えも内向き。これでは良い時間は過ごせない。今の社会情勢に自分を慣らしていく他はないが、もう少し時間がかかりそうだ。
掲載写真は、ブルートレイン特急「あさかぜ2号」。この時代は今より数倍良かった。撮影に出ても、それに集中して時間を楽しむことが出来ていたように思う。カメラと向き合い、そしてレンズやフィルムのことも考え撮影に挑んでいた。失敗も多いが、なぜか今より楽しかったように感じてしまう。決して自分自身は変わっていないと思っても、やはりそれだけ時間が経った、経験が増えたということなのだろう。増してや、機材も列車も激変したから、なお更なのか・・・
この時は、新しいレンズを導入した時期で、良く晴れた日は線路端に立っていた。モータードライブ付きで連写するのは、今とあまり変わりないが、マニュアルフォーカスだから、何枚もシャッターを切っても意味がない。自分の切り位置で撮影出来るかが勝敗の行方。こんな感覚も今は忘れつつある。
1990-06-17 12ㇾ EF6643 あさかぜ2号 JR東日本:東海道本線:湯河原付近
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