先日撮影仲間と話題になった成田初詣臨。たまたま話した友人達がお若い方ばかりで、初詣臨という臨客をリアルでご存知ないらしい。ま、考えてみればその通りで、年数を逆算していけば理解できる単純なことなのだ。つくづく長きにわたり線路端に立っているアントンKにも、我ながら呆れてしまう瞬間でもあるが・・
被写体が枯渇しているとよく耳にするが、アントンKにはそんな意識は幸いなく、撮影したい被写体や場所が次々と巡り、気持ちはいつも充実している。それには、アントンKに絶えず刺激をくれるお若いマニアの方々の存在があるからなのだ。現代の機材をとことん使い、その能力を余すところなく画像表現に落とし込んで、アントンKに活力をくれるのだ。フィルム時代には不可能だった撮影が、ちょっとしたテクニックで、最大限に自己表現に生かせる訳だ。お若い方々の熱心さが、さらに画像へと反映されて行く様は、写真の奥深さに今更ながら気づかされて、新たな一歩へと繋がるように感じるのである。
掲載写真は、EF65PFによる客車列車の成田臨。2000年以降徐々に客車列車の初詣臨は減少して、いつの場合も同じように電車化されていく。今思えば、客車列車としては晩年に数えられるのかも。しかし当時は、ただの12系客車を牽く普通のEF65PFといった意識しかなく、現在の状況など、知る由もなかったのだ。日没間近の松崎の築堤を往く12系客車8連。1日天気は良かったものの、この時は凍えるように寒かったことを思い出す。
2000-01-10 9848ㇾ EF651100 12系客車8両 JR東日本:成田線:下総松崎-安食
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