アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

寒冷地型EF58の魅力

2018-04-17 17:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

L特急「とき」の合間を縫ってEF58の団臨がやってきた。14系客車6両編成ではEF16の補機は必要ない。それでもこの区間は20パーミルの勾配が続くから、6両とはいえゴハチは足を踏み固めるように進んできた。

175号機とはゴハチ一族の最終ロット、ラストナンバーだ。高崎第二機関区所属で、基本的にはここのEF58は、全て寒冷地仕様の形態となり、長岡機関区と並んで統一感があった。東海道線で見るゴハチとは印象が異なり、美しさや優雅さよりも、力強さや厳しさを感じ、アントンKの中では、同じゴハチでも違う機関車に見えたもの。賛否は当時から分かれていたが、大いに魅力的に映っていた。どうしても雪景色の中で撮影がしたくて、スキーシーズンには良く通ったことが懐かしい。

掲載写真の1980年当時には、すでにEF641000番台がデビューしていて、その後一気にEF16のみならずEF15やEF58まで駆逐されてしまうことになる訳で、時代は繰り返していることに気づかされる。

1980-02-10   9734ㇾ  EF58175    上越線/越後中里付近



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