アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

パーイチの頃~EF81「つるぎ」

2021-06-02 17:00:00 | 鉄道写真(EL)

好きだったEF80がつくば博仕業を終えて消えていくと、交直流電機は、後継のEF81の独断場と化した。しかし、この時代パーイチの花形列車は無く、ヘッドマークが復活する1986年のブルートレインけん引まで待つことになった。全国的に寝台特急のヘッドマークが復活し、この頃アントンKも全ての列車の撮り直しを目標に動き出したが、関東在住のアントンKにとっては、パーイチブルトレは難敵だったのだ。当時、EF81のブルトレは、「日本海」「つるぎ」「ゆうづる」の3種類が走っていて、どの列車も、早朝深夜時間帯や、日の長い時期でも撮影には不向きな光線で難儀したことが大変懐かしく思い出される。晩年になってこそ、EF81は青森まで進出してブルトレを牽いたが、当初は北東北はナナゴーが君臨しており、一部の列車しかパーイチを寄せ付けなかったのだ。

EF65の交直流機とも言えるパーイチ(EF81)だが、現状を考えるとかつての華々しい姿はもう見られない。ブルトレに限らず、裏日本幹線で多く見られた力強い列車達のイメージは、すでに過去のものと成り寂しい限り。田端区に残されている数両のカマに栄光の日々を重ね合わせることが、唯一の愉しみか。綺麗に厚化粧され電車をけん引している姿だけが、本来の魅力ではないはずだ。

ここでは、信越本線を爽快に走る特急「つるぎ」のパーイチの記録を掲載。大阪-新潟を結んでいたブルトレ「つるぎ」は、その時間帯から撮影が難しく、最後まで手ごたえのないまま消えていった列車だった。朝日を想定して未明に自宅を出発、何度トライしても曇ったり霧が出たりでドボン状態。現状のデジカメならいざ知らず、フィルムでの撮影にはいつも厳しく、それだけに思い入れも大きくなってしまった。

1988-08-04   4005ㇾ  EF81114  特急「つるぎ」    JR東日本/信越本線:羽生田付近



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