アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

川越線の異端児~キハ35 900番台

2020-10-18 20:00:00 | 国鉄時代(カラー)

「川越線」という線名は今でも通用するのだろうか。今や埼京線の進出が激しくなり、都心は愚か、昨今では神奈川県海老名まで乗り入れを果たしている。川越線も電化され、電車が走るようになってから随分と時間が経っているが、103系電車からいつの間にか現在のE233系電車へとスイッチしている感覚だ。こんなに途方もないくらい昔の写真に身を置いているとなお更で、つくづく昭和が懐かしくなる。自然と懐古主義になっているようで何とも・・・

親戚が川越線沿線にいたことから、大宮をはじめ川越線には馴染みがあると書いてきた。おぼろげながら、ここを走っていた蒸機9600型の貨物列車も記憶の片隅にある。蒸機が引退した後、DLを使った客車列車にも何回か乗車した記憶も残っている。家の近くには、荒川を渡る上郷橋が架かり、その前後の築堤やガーター橋には、その後よく撮影に出ていた。

ここでは、非電化時代の川越線から両開きドアのキハ35系の中でも異端児扱いされていた900番台車の画像を掲載してみる。ステンレス車体のキハ35だが、編成に組み込まれていると、とても目立っていた記憶がある。これは先頭に出ていた場面をたまたま撮影出来た時のもの。沿線には、まだ腕木信号機が残っていて、それと列車を絡めて撮影を試みていたが、なかなか思うようにはいかなかったようだ。方向幕にも、せめて「高麗川」「川越」など、行先表示を欲しいところ。暮も押し迫った寒い日だったことを思い出している。

1975-12-27  857D  キハ35903   川越線:南古谷-指扇



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さいまん)
2020-11-11 12:58:51
懐かしいです。川越駅で見たこの異端車に目を見張りました。

コメントを投稿