アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ツーエンド前

2018-01-27 22:00:00 | 鉄道写真(DL)

趣味の世界では、人それぞれに思いの幅があり、こだわりも千差万別。だからこそ奥が深く楽しいとも言える。鉄道撮影においても同じことが言え、そこには色々な被写体があり、撮り方や思いの丈は誰一人同じ人はいない。

ここ数年の間、機関車の向きについてこだわる話をよく耳にするようになった。それは前後対称の形態ならあまり問題にはならならいが、先般話題にしたEF55のような前後で全く異なる機関車のように、機関車の前と後ろで形が違う車輛、EH500型のようにパンタグラフの位置が異なる車輛など、考え出すとなかなか多岐に渡る話だ。しかしこの手の話は、自分ではどうしようもないことが多く、列車が現れてからの運しだいといったところか・・・

アントンKは、それまでそこまでのこだわりは無く、好きなものを好きなように撮影してきたが、そう言われてみると、なるほど写真にした時の印象が異なることに気づく。この辺は時間をかけて考察していくべきだろうが、本来機関車の向きで、写真の良し悪しが決まることはあってはならないのではないか。音楽においても同じだが、自分の好き嫌いと、良い悪いを一緒にするべきではない、と思うのだ。

セミ・センターキャブのDE10というディーゼル機関車。もちろん国鉄型の機関車だ。運転室の前後にボンネットがあり、運転室が車体の中心にないため、ボンネットの長さが違う機関車だが、おおむねボンネットが短いツーエンドが前で走る姿に人気があるらしい。今回、機関車の向きを気にかけて撮影してみたが、確かにこのDE10については、短いボンネットが先頭で走った方が写真としてまとまりが良いように思う。ま、それも個人的見解の趣味の世界。アントンKは撮る時に思った撮り方で撮影するだけで、これからもあまり変わらないだろう。

美しい光の中を疾走するDE10。短いボンネットを強調するように、例によってブラシ撮りしてみたが、スノープロウ装着のないこの機関車には、不適の撮り方だった。

2018-01      DE101535        真岡鐡道/真岡付近

 



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