世界的な感染症の影響からか、年々多客臨の設定も減少していることが明白となり、とても寂しい限りだ。マスク姿で密を避けることは、すっかり習慣化してしまったが、まだウィルス感染が完全に収束している訳ではない。今後もある程度共存していくことは覚悟しているが、かなり長い目で付き合っていく必要があるのかもしれない。そこには新たなスタンダードが生まれていることだろう。
数年前に設定があった旧客を使用した季節列車。甲州地区にだけ設定された列車だったと記憶している。ロクヨンが旧客を牽くというので出向いているようだが、客車4両でEF64のプッシュプルを見て白けてしまった想いが蘇る。昔の姿を彷彿とさせることもなく、今どきのメルヘンチックなヘッドマークが掲げられ落胆したのだった。しかしさらに枯渇した現状を考えると、これでも親しみが沸いてくるから不思議なものだ。旅客会社の機関車が減ってしまった現在、この手の季節臨もこの先望めないのかもしれない。時の流れは、待ってはくれないことを実感している。
2009-04-05 9102 レトロ桃源郷 EF64 39+旧客4両+EF64 36 JR東日本/中央本線:山梨市付近
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