アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

蒸機復活に沸く鉄道ファン

2020-02-22 20:00:00 | 鉄道写真(SL)

関東では今日春一番が吹き荒れ、いよいよ季節が足早に進みそうな気配。いつものことながら、花粉の症状も徐々に現れ先が思いやられる。しばらくは鬱陶しい日々を送りことになりそうだ。

国鉄がJRになったのが1987年、そして翌年の1988年、今なお記憶に新しいオリエント急行が日本中を巡り、最後の最後で上野からけん引したのが、華々しく復活を遂げたD51498号機だった。あれからすでに30年以上の歳月が流れたが、未だ我々に元気な姿を見せるデゴイチは、特にオールドファンには絶大な人気を誇っているようだ。西にももう1台お仲間が増え(200号機)、ますます目が離せなくなっている。

掲載写真は、復活して間もない1991年に磐越西線で運転されたSL「磐梯会津路」号。確か磐西には、1990年から運転が始まったはずだが、郡山-会津若松間の運転であり、当然ながら架線柱の下を走るから、興ざめした贅沢な思いが蘇る。もっともこの時代は、北には王者C62ニセコが走っている時代。電化区間の蒸機?と思っても仕方が無かった訳だ。それでも冬季の運転であること、昔から好きだった磐西を走ること等が手伝って、試運転時からよく出向いたものだった。これは翁島駅で、蒸機が側線で退避、そこへ特急「あいづ」が先行していくシーン。雪晴れの気持ちが良い天気で、国鉄特急色が映えていた。それにしても今思うと、何と大らかな時代だろうか。沿線に集まったファンも現代ではこうはいかないだろう。

1991-02-03  1032M     あいづ  485系   JR東日本/磐越西線:翁島駅