アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

新宿発「あずさ2号」

2019-07-07 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

昔「あずさ2号」という流行歌があった・・・

ちょうどその時代、アントンKは模型店巡りで中央線沿線に出没する機会が多く、「あずさ2号」を見ようと時間を合わせて出向いたことがある。当時は偶数号でも下り列車を名乗り、8時発松本行きの「あずさ2号」はまだ181系こだま型電車だったように記憶している。普段はクラシック音楽しか聴かないアントンKだったが、馴染みのある列車名の歌に、どこか自然と反応し意識していたのだろうと思う。愛しい人への失恋歌だが、そのマイナーな調性が若き心の奥をくすぐり印象に残ったのかもしれない。あの頃、なかなか流行歌など耳に入らないでいたが、こんな些細な他愛もないきっかけで見かた、聴き方が変わった気がしている。ま、アントンKの音楽遍歴については、また別の機会に書き留めておきたい。

「あずさ2号」を話題にしたので、国鉄時代の特急「あずさ」を掲載。この写真は、「あずさ2号」ではなく光の良い午後便の13号。続行でやってくるEF13or15の貨物列車とセットで撮影していたものだ。この写真の場合、前から「あずさ」の接近が見えているのに、後方から総武緩行が発車してしまい、一時的に「あずさ」はその影に隠れて、再びファインダーに飛び込んでくるといった構図。この数秒の間、アントンKはカメラを右に振って信号機を構図に割り込ませバランスを取ったようだ。まだ当時は、鉄道写真についても経験が少なく修行の身。かなり細かいところで悩みながら撮影しているのがうかがえる。まあ今ならこれはこれで、記録としても許される範囲だと考えてしまうのだが・・

1980-01-15   13M あずさ13号    中央本線:阿佐ヶ谷にて