アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

急行「銀河」のこと

2012-08-14 21:48:57 | 国鉄時代(カラー)

東海道線から夜行客車列車が消滅して久しく時間が経った。ゴハチを追いかけ東奔西走していた時代は、そのメインとなる路線がこの東海道線で、団臨や、創臨を牽引するゴハチの毎月のチェックは、とても楽しくワクワクさせられたものだった。創臨は主に12系12両で上り8112レ~6348レの継承が多く、翌日は、朝早い6313レや、6347レ、昼のプレゼントの8111レで下っていく。また、団臨は、まだいわゆるジョイフルトレインの無い時代だから、スロ62系のお座敷やグリーン車が一番のターゲットとなり、これらの列車を中心に行動範囲が決まっていった。特に仲間内には、ゴハチの大窓フリークが多く、一時「グループ大窓」と銘打って全国を動き回っていた時もあった。だから、下関区や広島区のゴハチが上京の際、大窓が上ってこようものなら大変な騒ぎで、全ての力を大窓機撮影のためにそそいだ。かくいう私はというと、へそ曲がりのせいもあるのだろうが、何がなんでも大窓というより、もう少し間口が広い感覚で、北の耐寒装備のゴハチにも魅力を感じていた。多分、初めて見たゴハチが大宮駅で見たつらら切り付きのゴハチだったからだと思う。

それはさておき、このころのゴハチ牽引の定期列車といえば、荷物列車であり、そしてこの急行「銀河」ということになる。銀河は、10系寝台客車時代が好きであったが、残念なことにあまり写真に残すことはできなかった。掲載した写真の20系客車は、当然特急用客車だが、老朽化した20系を急行に格下げした最初の列車がこの銀河だったと記憶している。撮影当時は、20系が急行だなんて、違和感ありありだったが、今こうして写真でみると、ブルーのゴハチに大変マッチしてカッコ良く見える。スマートなゴハチに丸に屋根の美しい20系はベストな被写体だ。美しいゴハチが多く所属していた宮原区牽引の104レは、以後牽引がEF65PFに変わるまで、僕等の撮影の中心であったことは言うまでもない。

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1978(S53)-09-17  104レ 銀河  EF58125[宮]  真鶴にて   Nikomart FT2  105mm F.2.5S  TX