今思えば、どれも電車は武骨で趣がある。真夏は窓全開!真冬は妙に暖房が利く車内。走行音が大きく、振れも激しく会話は大声で怒鳴っていた!?特に京浜東北線や常磐快速線の103系、上野-大宮間の115系電車は、そんな印象だった。ま、それが当たり前の世の中で、通勤電車はこういうものだと思わされていた。だから鉄道は楽しい好きになったとも言える。
そう考えると、今の通勤電車は静かでスマート!デザインも洗練されていてカッコよい。でもどれも同じに感じてしまい、温かみはなく、むしろ冷たく感じてしまうのはなぜか?銀色の車体が増えたせい?
東海道を走る荷物列車の牽引機が、EF58からEF62へと代わるタイミングの直前に関西へと出かけ、昼夜撮影を楽しんだ時の思い出の1コマを掲載しておこう。西の巨大ターミナル大阪でバルブ撮影した581系寝台特急「彗星」。その横へすかさず入線してきた東海道緩行の103系スカイブルー編成。この時も忙しく発着が繰り返され、撮影などおぼつか無かった記憶が蘇る。
アントンKの国鉄型電車と言えば、まずはこの2形式が真っ先に思いつく。
1984-01-14 3001M 特急「彗星」 581系 大阪にて