風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

「ヴィオロン」のためいき

2006-02-11 22:56:12 | 曲水の宴/う・た・げ
Tomo_violin阿佐ヶ谷の「ヴィオロン」へ何年ぶりかで行く。阿佐ヶ谷自体が久しぶりだ。そして、「ヴィオロン」はその懐かしい阿佐ヶ谷の中でも、またさらに懐かしい場所の近くにある。
今週のなかば、なぜそんなところへ行ったかといえば、1年ほど前まで、よくボクのポエトリーの音楽サポートをしてもらっていたTOMOが岡ちゃん主催のライブに出演することを知らされたからである(TOMOは岡ちゃん、ガンジーさんとともに一昨年秋の関西ツアーにつきあってくれたミュージシャンだ。この詳細は「凶徒関西ツアー報告」を御覧下さい。そして、ボクは彼のファーストアルバム「太陽と月」(DHARMAレーベル)のジャケットデザインをした。)。

TOMOは、その中近東風の、あるいは中央アジア風の音楽性が、ボクのお気に入りでまた楽器のコレクション自体でも珍しい楽器をもっている。そして、それらの楽器を見事に弾きこなす。
もともとギターリストだから、ギターはむろんのこと弦楽器のみならずハルモニウムも弾きこなす。そうそう、ヴィオロンつまりヴァイオリンも弾いていた。さらには、日本の古楽器だろう筑前琵琶も弾く。この日も、披露していた。さらに、TOMOにとっては声も楽器である。 TOMOはホーミーさえも自力でマスターしている。

いつもならクラシックの名曲がレコードで流れるこの静かな店内に、TOMOのつま弾く古楽器はアコステックながらも奇妙に似合っていた(TOMOは越前琵琶の語りのようなうたを聞かせた)。この日、使ったのはこの越前琵琶とサズ、ハーディ・ガーディだった。

次回、E.G.P.P.100のゲスト・ミュージシャンとしてTOMOを呼ぶことにした。サズでのセッションも申し込んだ。久しぶりにTOMOと掛け合いをする。御期待下さい。

(写真2)TOMO played with a hurdy gurdy at the "Violin".
久しぶりに見たTOMOのライブ。TOMOがかかえているのは、とても珍しい古楽器ハーディガーディ。ボクもその音色は初めて聴いた。




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