(承前) 「江戸東京たてもの園」(小金井市桜町)で、まるで「三丁目の夕日」にあやかったような展示があったので以前から気になりバースディの5日に行ってみたのだ。題して「できゆくタワーの足もとで/昭和30年代のくらし」というものだ。そこに展示してあった昭和33年に完成した東京タワーが組み立てられていく過程の写真は、どうやら映画製作のプロセスの中で発見されたものらしい。おもわぬ副産物が、こうした企画展を生んだのであるらしい。
ま、それ自体はとりたてて言うこともない平凡な展示だったが(昭和三十年ブームのせいか「少年」も「冒険王」も、雑誌の付録も懐かしさも覚えないものになってしまったようだ。昨日の写真は、その展示品のひとつである)、いつもは外で展示されているだけのかっての都バス(ボンネットバス)が、特別に園内一周の運行をするというので、整理券をもらって乗車してみたのだ。
その乗り心地、狭さというのは、たしかに昭和三十年代だったかもしれない(笑)。これで、長距離バス旅行をしたらいまなら死者がでるかもしれない(!)。
そして、園内の「原っぱ」でコマまわしに興じた。わが娘が学校で「コマ検定」というのがあってから、上達は間に合わなかったのだが今もはまっていて、園内の屋台で誕生日プレゼントに1ケ100円のコマをプレゼントしてもらうことにした。そこで、ボクもコマまわしにはまってしまい。人目もなんのそのどこでもコマまわしを始めてしまった。
ウチに帰っても、ウチの前の道路でコマまわしで、つまりバースディの一日を童心に還ったかのように、コマで遊び呆けていた、という訳だったのだ。
さて、今日、6日は「啓蟄(けいちつ)」だった。虫や動物たちが「冬眠」モードを解除し、春を精一杯感じ背伸びをしてゾロゾロと這い出て来る日ということだ。その日に、いつもよりはかなり遅いのではないかと思える「春一番」が、関東地方そして東京に吹いた。ゴウゴウたる音をたてて上空を吹き荒れる南からのメッセージだった。
ああ、春か! 昔から春を告げる鳥と、南風によって幕をひらかれる春は霞か、曙か! 凍結していたこころが、からだが徐々に解凍していくかのようだ。風にアジアを感じた。
(写真2)いつもは園内に展示されているだけのボンネットバス(どうやら不忍通りを運行していたものらしい)が、この日は園内を一周した。たかだか5分くらいの運行だが、思わずバス内から拍手がわいた(笑)。
ま、それ自体はとりたてて言うこともない平凡な展示だったが(昭和三十年ブームのせいか「少年」も「冒険王」も、雑誌の付録も懐かしさも覚えないものになってしまったようだ。昨日の写真は、その展示品のひとつである)、いつもは外で展示されているだけのかっての都バス(ボンネットバス)が、特別に園内一周の運行をするというので、整理券をもらって乗車してみたのだ。
その乗り心地、狭さというのは、たしかに昭和三十年代だったかもしれない(笑)。これで、長距離バス旅行をしたらいまなら死者がでるかもしれない(!)。
そして、園内の「原っぱ」でコマまわしに興じた。わが娘が学校で「コマ検定」というのがあってから、上達は間に合わなかったのだが今もはまっていて、園内の屋台で誕生日プレゼントに1ケ100円のコマをプレゼントしてもらうことにした。そこで、ボクもコマまわしにはまってしまい。人目もなんのそのどこでもコマまわしを始めてしまった。
ウチに帰っても、ウチの前の道路でコマまわしで、つまりバースディの一日を童心に還ったかのように、コマで遊び呆けていた、という訳だったのだ。
さて、今日、6日は「啓蟄(けいちつ)」だった。虫や動物たちが「冬眠」モードを解除し、春を精一杯感じ背伸びをしてゾロゾロと這い出て来る日ということだ。その日に、いつもよりはかなり遅いのではないかと思える「春一番」が、関東地方そして東京に吹いた。ゴウゴウたる音をたてて上空を吹き荒れる南からのメッセージだった。
ああ、春か! 昔から春を告げる鳥と、南風によって幕をひらかれる春は霞か、曙か! 凍結していたこころが、からだが徐々に解凍していくかのようだ。風にアジアを感じた。
(写真2)いつもは園内に展示されているだけのボンネットバス(どうやら不忍通りを運行していたものらしい)が、この日は園内を一周した。たかだか5分くらいの運行だが、思わずバス内から拍手がわいた(笑)。