みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

4月のウマシカニュース

2018-04-01 07:00:00 | Everyday is special
HAPPY EASTER!
復活祭おめでとうございます!

ではでは、皆さん、お待たせいたしました。
今年もウマシカニュースがバテカン放送局からやってきましたよ。

2018年平昌(ピョンチャン)オリンピックで日本選手が大活躍した競技の中にカーリングがありますが、山形県にはまだ専用の施設がありません。
そこで、日本カトリック・カーリング連盟は、この度、山形聖マリアこども園の屋上にカーリング専用レーンを作ると同時に、チームを新設し、2022年の北京冬季オリンピックを目指すことになりました。

新しいチームの名は「MS香澄(かすみ)」。聖マリアこども園の職員から選抜されます。
ちなみにMSは「マリア-さま」の頭文字。LS北見に対抗していることは間違いありません。

では、園長のみちあき神父の談話です。

「えっ、本当ですかぁ?!
カーリングは見たことはありますが、やったことはありません。
職員もおはじきくらいしかできないと思いますが、運動神経のいい先生たちばかり集まっているので、きっと大丈夫でしょう。
えっ、カーリング専用レーンを屋上に作るんですかぁ?!
ここの屋上はカマボコ状に丸まっていて、カーリング・ストーンを真っ直ぐ滑らすのは至難の業ですよ!
あ、でも、ものすごい練習にはなるかもしれませんねぇ。
気持ちも心も目標に向かって真っ直ぐに進んでいくことを祈ります。」

ちなみに、LS北見の「売り」は、もぐもぐタイムのイチゴと「そだねー」のかけ声でした。
みちあき神父によると、MS香澄のもぐもぐタイムは、やはり山形名産のサクランボ、かけ声は「んだずー」になるとのこと。
4年後の北京でその光景が見られるか、今から楽しみです。

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チャンチャン!
というわけでして、今年の4月のウマシカニュース=馬鹿ニュース=エイプリルフールでしたー。
今年も笑っておゆるしくださいね。

写真は、2013年に訪れた福島県三春の滝桜。
樹齢1000年を超えるベニシダレザクラ。
長年地元の人々に大切にされてきたことがうかがわれます。
震災後も、多くの人々の心を和ませてくれています。



本当に大きくて、上から何段もの滝が落ちてくるかのようです。



幹の下には小さなほこらが。



ずっと見ていても飽きません。


ところで、山形弁をしゃべるネコや犬のYouTubeが昨年話題になりました。
方言の意味がわからなくても笑えます。(こちらです。

卒園式

2018-03-22 09:00:00 | Everyday is special
鶴岡のマリア幼稚園は3月17日に、山形聖マリアこども園は20日に、卒園式がありました。

卒園式は、いつも感動を覚えます。
やはり、子どもたちの成長を目の当たりにできるからだと思いますが、一人ひとりとの関わりの思い出もたくさん思い起こすからと思います。

そして、目に見えないところで、たくさんの神さまの働きがあったのだと思います。

子どもたちの成長に関わる仕事は、本当にやりがいのあるなぁと思いました。
いのちを預かる責任は重いですが。

卒園した子どもたちと、そのご家族を、これからも神さまが守り導いてくださいますようにお祈りします。



聖堂に並べられた卒園児のいす。
自分の卒園式はどうだったかと思い出そうとするのですが、ちっとも覚えていなくてちょっと残念。



これはカトリック鶴岡教会。国の重要文化財です。
ふたつの卒園式ともよい天気に恵まれました。



鶴岡のマリア幼稚園の先生たちは、伝統的に袴を着るんです。
きりりとして、とてもいいなと思いました。


24日には、マリアこまくさ保育園の卒園式があり、出席します。
こちらでも、きっと大きな感動があることと思います。

初滑り

2018-01-14 22:00:00 | Everyday is special
寒中と大雪お見舞い申し上げます。

この冬は、山形県では珍しく12月から大雪があり、その後少し落ち着いたのですが、新年2日以降、また大雪がきました。
しかし、毎日の雪かきのおかげで運動不足が解消され、むしろ鍛えられています。

そんな中、ちょうど8日の成人の日が、新たな寒波の来る前の静けさとなり、蔵王に初滑りに行ってきました。
祝日でしたが、最近のスキー人口減少により、リフトも並ばずに乗ることができました。逆に、寂しいことですが。
自分が子どもの頃は、1時間でも2時間でもリフトに並んでスキーを楽しんでしたものです。

この日は、まずロープウェイの山頂駅から歩いて地蔵山に登ってきました。
遠く、秋田県境の鳥海山も珍しくきれいに見えましたよ。

上の写真の右端のほんのり白く見える山が鳥海山。
真ん中あたりの白い山が月山。
左側の連山が朝日連峰。

この他に飯豊や西吾妻の山々まできれいに見えました。


これは熊ノ岳方面。この山の向こう側に蔵王のお釜があります。



樹氷もきれいに育っていました。



これがスキーコースの一番上の樹氷原コース、通称「ザンゲ坂」の始まり。
始まりが黄色い看板で「100」となっていて、霧に覆われても迷わないように標識がガイドします。



「ザンゲ」の後は「パラダイス」ゲレンデと「ユートピア」ゲレンデにつながっています。
懺悔の後はまさにパラダイスですね!


今年の初滑り、一人でしたが無事に終えて帰ってきました。
神に感謝。

Happy New Year!

2018-01-01 00:00:00 | Everyday is special
新年明けましておめでとうございます。

年の初めの「神の母聖マリア」のミサで、神さまの祝福と平和の恵みを祈ります。

 「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
 主が御顔を向けてあなたを照らし
 あなたに恵みを与えられるように。
 主が御顔をあなたに向けて
 あなたに平安を賜るように。」
 (民数記6章24-26節)

祝福と訳された元のラテン語は‘Benedictio’で、「よいことを言う」ことを意味します。
人が神さまに向かってよいことを言えば「賛美」となり、人に向かって言えば「祝福」となります。
そして、神さまの祝福は、わたしたちの生きる力となります。

この一年、神さまが一人ひとりに必要な祝福をお与えくださいますように。



これは、茨城県笠間市(旧友部町)宍戸の田んぼの中に出現したワラの馬の親子。
武蔵野美術大学の学生と地元の皆さんとの共同作品だそうです。
小さな馬には足台を使ってようたく登れる大きさなので、大きな馬は本当に大きいのです。
クリスマスのあとの会議で友部修道院に来た時に遭遇しました。
一月末まで展示されているようですから、機会があればどうぞご覧ください。大きいけど、かわいいですよ。

関連するホームページは:
武蔵野美術大学HP
マドリエ笠間
茨城新聞

Merry Christmas!

2017-12-25 09:08:00 | Everyday is special
主のご降誕おめでとうございます!
この日、すべての人の心に幼子イエスの愛のともし火がともされ、本当の平和がわたしたちのうちに実現しますようにお祈りします。

上の写真は、22日に山形聖マリアこども園のクリスマス礼拝式でささげられた子どもたち手作りのツリー。



これは、16日に行われた鶴岡のマリア幼稚園でのクリスマス会。
園内のホールで開かれ、ステージも会場も喜びで一杯になりました。



これは山形教会聖堂に飾られたお花。実物はもっときれいなんですよ。



これは、22日夜に開かれた山形聖マリアこども園の職員たちとのクリスマス・ディナー(忘年会)のデザート。
イチゴのサンタが可愛らしくて、なかなか食べられませんでした。

『サムライたちの殉教』増刷!

2017-12-08 00:00:00 | Everyday is special
ドンボスコ社から出されていた『サムライたちの殉教』は、しばらく品切れになっていましたが、本日「初版第2刷発行」がされました!

これは、ペトロ岐部と187福者殉教者のうち、米沢の殉教者53名について書かれた絵本です。
著者は、山形教会の筒井義之さん。絵は神保亮さんで、じつはわたしは英文の訳者なのです。

神保さんは、残念ながら2015年1月に帰天されました。
彼の描く絵は、まったくの想像の中の絵なのですが、心がこもっていて、訴える力が素晴しいのです。

188福者殉教者は、来年で列福10周年を迎えます。
米沢教会では2018年7月1日に、北山原殉教地で記念のミサがささげられます。

これを機に、188殉教者の列聖運動が盛り上がればと願っています。

神保さんも、天国できっとお喜びのことと思います。

まずは、ドンボスコ社のサイトから購入できます(こちら)
そのうちに、アマゾンや楽天ブックスなどからも以前のように購入できるようになればと願っています。

また、新潟教区本部や、イエズス・マリアの聖心会友部修道院、山形教会にも保有部数がありますので、お気軽にお求めください。
どうぞよろしくお願いいたします。



この絵本の絵の中に、じつはわたしも登場するんです。どうぞ探してみてくださいね。

フィリピンでの叙階式

2017-12-05 10:00:00 | Everyday is special
たいへんご無沙汰しております。
おかげさまで元気にしております。
忙しい日々を送っておりますが。

さて、11月25日にフィリピンで行われたイエズス・マリアの聖心会のアーチー師の司祭叙階式に参加してきました。
今回は、本間管区長を含め4名の司祭、4名の信徒、1名のシスターの計9名でのミニツアーでした。

司祭叙階式は、やはり特別の恵みがあり、出るといつも感激します。
アーチー新司祭のこれからの一歩いっぽを神さまが祝福しお守りくださいますように。

上の写真は、叙階の秘跡の直後に司祭の祭服を着る儀式。



これが、今回叙階式が行われたノバリチェスのバグバグにある「復活の教会」聖堂。


前日はマニラ市内の、カテドラルと聖アウグスチノ教会などを巡礼しました。



世界遺産になっている聖アウグスチノ教会聖堂。
天井や柱の装飾は手書きによるものですが、本当に彫ってあるように見えます。


修道院内は博物館になっていて、今回は聖家族のものに注目してきました。



これは18世紀のもの。



これも18世紀のもの。



これも18世紀のものですが、額のような装飾が荘厳です。



その拡大したもの。



これは聖ヨセフと幼子イエス。



聖堂入り口には狛犬のようなものが。



アンコールワットの狛犬ならぬ狛ライオンも、たいへん立派なものでした。
やはりお守りのようなものなのでしょうか。

修道誓願25周年 25th anniversary of religious profession

2017-09-07 08:00:00 | Everyday is special
きょうは、わたしがイエズス・マリアの聖心会という修道会で誓願を立ててから25年の記念日です。
1992年、カリフォルニアでの1年間の修練を終えて帰国し、茨城県の友部修道院で誓願式が行われました。

9月8日がマリアさまの誕生日なのに、なぜその日にしなかったか。
それは、その年の9月7日が月曜日で、修道会の司祭であるメンバーにとっていちばん都合のよい日だったからです。
それでも、長野の両親や兄たち、フィリピンから叔父の西本至神父やPEPオフィスのスタッフ、浦安の伯母も来て参加してくださいました。
いまは、両親も西本神父も伯母も天国に行っていますが、昨日のことのように思い出します。

修道者として清貧・貞潔・従順の三誓願を生きることは、やはり大変なことです。
それでも、ここまで来ることができたのは、神さまと修道会の兄弟たちと、支えてくださった皆さんのおかげです。

本当にありがとうございます。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

写真は、8月末に修道会の仕事で訪れたフィリピンの新しい修練所。
今年5月に完成しました。
マニラ郊外のタガイタイという高原に行く途中のシランという場所にあります。



周囲はパイナップル畑などに囲まれて、修練にふさわしく、とても静かなところです。



平屋建てで、建物が左右にシンメトリーに並んでいます。奥が聖堂。



わりとこぢんまりとした聖堂。



聖堂内観。祭壇のうしろが大きな窓になっていて、外の緑が見え、メディテーションにもいいです。

ブラザー中沢助祭帰天

2017-08-14 16:30:00 | Everyday is special
カトリック新聞にも出ましたが、イエズス・マリアの聖心会の修道士で修身助祭のブラザー中沢亨次郎師が7月24日に帰天しました。
88歳でした。

ブラザーは研修休暇のため7月初めから1ヶ月の予定でインドネシアに行かれていました。

現地では、修道会の若い会員たちに囲まれ、彼らや子どもたちに得意の手品を披露して、とても元気に過ごされたとのことですが、熱中症のような症状で入院し、その後シンガポールの病院に転院しましたが、そこで息を引き取られました。

シンガポールには、Blessed Sacrament Churchという同じ修道会の小教区があり、まずそこでお葬式が営まれ、お骨になってから帰国し、8月2日に水戸教会で葬儀ミサ・告別式が行われました。
双方とも、多くの方々が参列してくださいました。

中でも、シンガポールの2名の信者さんがわざわざ日本までお骨と同行し、水戸の葬儀にまで参加してくださったことは、とても感激しました。
生前のブラザーのことは知らなくとも、同じイエズス・マリアの聖心会の会員だということで来たくださったのは、同じ会の人間として、とてもうれしく思いました。
それだけ家族の絆を感じてくださったのですね。

ありがとうございました。

以下、山形教会の月報に書いたことを抜粋して引用します。


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ブラザー中沢が、長年水戸の水府学院(少年院)で篤志面接委員として奉仕した功績が認められて、2001年6月20日、山形市にある少年鑑別所で感謝状の伝達式が行われました。
私も運転手兼カメラマンとして同行させていただいたのを覚えています。
水府学院の先生との面談の中で、ブラザーがこれまでどのように少年達と関わってこられたか、多くの体験談を聞くことができました。
たとえば、ブラザーが少年と面接するとき、委員としてでも先生としてでもなく、親戚のおじさんが会いに来たような雰囲気を作ることに専念したという話。
「いろいろと大変だね」と声をかけると、この人なら話しても大丈夫と安心するのでしょう、ブラザーには多くの少年達が心を開いて話をしたのだと思います、と。
どんな人でも気軽に関わることのできたブラザーでした。
そのブラザーが帰天したことの実感が、いまだに湧いてきません。
いまでも、友部の修道院に行くと、「いらっしゃい、よく来たね!」との元気な声が聞こえてきそうです。
子どものような心のブラザーですから、天国は彼のものです。
これからも、わたしたちを見守ってくださいますように。
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上の写真は、山形教会前の広い道の歩道に咲いていたカワラナデシコ。
なんでこんなところに、という所にけなげに咲いていました。






これは、教会ととなりのビルの間に咲いていた白いナデシコ。



最後に、これは2007年6月に撮ったブラザーの写真。
このときは軽井沢での黙想会の後、修道会の仲間と一緒に長野市の松代を観光しました。
ここは、松代藩の藩校。
ブラザーは当主になったような顔をしていますね。

57th Birthday!

2017-06-27 20:20:00 | Everyday is special
お待たせいたしました。
やっと更新します。
きょう57になりました。

このところ、ますます忙しくなってしまい、ふぉと日記も書けないでいました。
が、おかげさまで元気にしています。

この日曜日の夕方から、那須の黙想の家に来ています。
女子パウロ会の、今年誓願50周年を迎えるシスター方の研修会に呼ばれてやってきました。
テーマは「修道生活における老いと霊性」です。
おかげさまで一連の講話が終わり、ホッとしているところです。

きょうは、ここで皆さんに誕生日のお祝いもしていただきました。
感謝です。

じつは、この黙想の家(聖ヨゼフ山の家)に来るのは20年ぶり。
前回は、まだ司祭になりたてでしたが、一般信徒向けの黙想会にきたのでした。
あれからの長い年月を感じてました。

これからも、神さまが守り導いてくださいますように。

上の写真は、十字架の道行きの真ん中にあるマリアさまのご像。



これが、聖ヨゼフ山の家(ベタニア修道女会)。
部屋も改装されて、とてもきれいになりました。

そうそう、毎朝、サンコウチョウ(三光鳥)という珍しい渡り鳥が元気に鳴いていましたよ。