もっと人を呼びたいと考える街は多いのですが、そのためには観光資源を増やすべきだと考えるのが普通だと思います。
その為にはお金をかけて観光資源開発をしなければならないと考えて、いわゆる箱モノを造って失敗した例は日本中にゴマンとありますので、同じことをしようと考える街はないと思います。
幸いと言っても良いと思うのですが、ほとんどの街にはそんな予算を立てる余裕もないのですから、知恵を絞るしかありません。
さびれてしまった街の様子、さみしい商店街、昔の工場跡地、炭鉱の廃墟などは観光資源にはならないと誰もが思ってしまうのですが、複数のカメラマンに撮影してもらい、写真展や写真集、あるいはWebなどで公開してはどうだろうか。
このカメラマン達も外国人に依頼すれば視点が違ったものが期待出来るはずです。また夜間に照明をあてたものがあっても興味深い。
これらの建物などを観光客に追体験してもらうことで観光資源化ができる可能性が出てきます。
そしてこの前提になるのが、街の絶対的な安全性の向上です。街全体の協力によって「みんなで守る街」をアピール出来るぐらいにするのです。
もうひとつは清潔な街づくりです。安全できれいな街には世界中の人々が行きたいと思うはずです。そして安全できれいな街を安心して散歩してもらう。
駅前にある建物には大きな落書き用のボードがあって、観光記念にいろいろな落書きを書くことが出来たら楽しいかも知れません。(廃墟のような建物に落書きOKというのも有りかも)