多言語コーディネーションが業務の中心です。
問題解決ガイドのひとりごと。



最初に中国の大連に行ったのは10年以上も前になるのですが、当時は中国入国をするにはビザが必要でしたので、ずいぶん前から手続きをした事を覚えています。

北京市には仕事で毎年のように行っていたのですが、大連市はまったく違う都市のように感じたものでした。空港に降りた時の独特のにおいも印象的でした。

大連に行ったのは仕事だったのですが、一日は観光することにして市内の主だったところを訪れ、そして旅順まで足を延ばしました。旅順では有名な203高地をはじめ日露戦争の戦跡を見てきました。

大連ではいろいろな会社を訪問させてもらうなど、忙しいスケジュールをこなしたのですが、夕食のあまりの豪華さにビックリしたのも良い思い出です。

あれから毎年何回も大連に行くのですが、当初の新鮮さはまったくなくなり、通常の仕事の場になっています。



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中華圏市場だけではなく、すべての市場で商品を販売していく上で、ネーミングが大事な事は言うまでもありません。

中華圏市場ではネーミングに漢字を使用する方が親しみやすいのですが、日本も漢字を使っているので同じように考えてしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまう事があります。

会社名などで同じ漢字を使ってしまうと発音がまったく違うので、音で聞くとまるで想像も出来ないような結果をまねいてしまい、失敗したと感じている会社も多いと思います。

田中とか中村といった日本では起業した方の名前に由来するような会社名ですと、中華圏ではまったく違う発音になってしまう事を覚悟しなければなりません。

「たなか」と発音してもらいたいなら違う漢字を当てるのが中華圏では常識なのですが、元の漢字へのこだわりがあれば変える事に抵抗したい気持ちも分かります。

成功した例で有名なものの中に「サントリー」があります。中華圏では「三得利」にされています。

中国でサントリービールが好まれているのはこの社名・商品名にあると言っても良いのかも知れません。

中国人がビールで乾杯する時に「三方が得をする、利益を得る」という意味で三得利ビールを注文すると良く聞きます。

 



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