ちきりんさんは、バブルの頃に証券会社で働き、その後アメリカの大学院に留学、外資系の企業で働いたそうですが、現在は「働かない生活」を謳歌だそうです。
彼のブログ「Chikirinの日記」 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/ は日に2万ものページビューがあるという。
人生を楽しく、ラクに過ごすためには、もうちょっとゆるく考えたほうがいいよね。というメッセージは何だか受け入れがたいと最初は思ったのですが、読んでいくうちに何となく納得する部分も沢山あり、読み終わるころにはそんな感じも良いのかなと。
ただ若者たちがこの本に書かれていることに賛同し、ゆるい考え方をすることが良いかどうかは判断が難しいところですが、むしろ中年、老年の人たちには参考にしたほうが良いと思いました。
一番感心した部分をご紹介します。
『ゴールドカラー層の特徴は「人生における移動距離が圧倒的に長いこと」です。・・・・ゴールドカラーは数千キロを移動します。米国投資銀行のチーフエコノミストの方は、中国の田舎で生まれ、精華大学の工学部で博士号を取得、その後ハーバード大学で経済学の博士号を取得して国際機関で働き、今は米系の投資銀行で働く傍ら、中国政府のアドバイザーも勤めている。この移動の距離が、彼がゴールドカラーであることを示しています。』
こんな層があることは知っていましたが、ゴールドカラーという名称は初めてでした。
ちきりんさんもゴールドカラーなのでしょうか?