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■ 武蔵野火止温泉 「バーデホフ クベレ」 〔 Pick Up温泉 〕 〔休業中〕

<武蔵野火止温泉「バーデホフ クベレ」> (埼玉県新座市、休業中)

2005/2/20をもって休業に入ったホテル&日帰り温泉施設。自宅からいちばん近い温泉なのに高額料金(2,000円/2h)ゆえ近寄れませんでしたが、未湯のまま終わるのはあまりに忍びないので、大枚はたいてすべり込みで突入してきました。

建物(ホテル棟)は川越街道に面していますが、”温泉”の看板はまったく目立たず、温泉施設のエントランスはひっそりと奥まってあります。
フロントで受付すると入館カード、バスローブ風館内着、タオル一式、サンダルを渡されます。入口はカード投入ゲート式で、これは過剰投資か?。脱衣所はカード差込式ロッカーでこれも使い勝手はいまいち。ここで水着+館内着に着替えてサンダルをはいて突入。

施設は大きくバーデプールゾーン(混浴、水着着用)と風呂ゾーン(ハダカ入浴)とその他ゾーン(リラクチェアー設置の休憩室、フィットネス(料金内)、テルマリウム(別料金・休業中)、ビタミンバー(別料金)など)に分かれています。
いわゆるクア施設で、客層はカップルがメインのようでした。

バーデプールゾーンは、室内ゾーンに20mプール、リラクゼーションプール、円形ジャグジー槽にカフェ。2Fにもジャグジー浴槽があります。
露天ゾーンには巨大な流水プール、円形バス、源泉露天、ログキャビンサウナ、水風呂と多彩。
20mプールと水風呂以外は温泉を利用しています。
2Fジャグジー、リラク、流水、円形バスのお湯は薄め、円形ジャグジーはいちばん湯色が濃いもののなまり気味。で、源泉露天のみレポします。

源泉露天は、赤茶に色づいた白タイル貼円形浴槽で10人弱。岩から突き出たパイプから岩づたいに滝状の投入で槽内注排湯はみあたらず、たぶん全量を浴槽フチ排湯口への流し出し。
黒湯系の紅茶色半透明(透明度60~70cm)のお湯は、ぬるめで弱い甘味+微金気味に微モール?臭+微金気臭+かすかなイオウ臭?が香り、鮮度感の高いもの。重曹泉系のツルすべが明瞭でアワつきもあり、浴後は肌がすべすべになります。近くのにいざ温泉「彩泉楼」に似た感じのお湯ですが、こちらの方が重曹分がしっかりと出ているイメージ。(温泉臭は「彩泉楼」の方が強い)

風呂ゾーンは、1F(洋風フジヤマ風呂)と2F(和風いろはにほへと風呂)があり男女交替制。この日の男湯は2Fでした。
2Fは、内湯(みかげ石枠タイル貼10人)と露天ゾーンに水風呂(真湯)&サウナという構成。カラン7位、アメニティ類完備。
大きな金属パイプから加熱湯を20L/min程度投入で、底面吸湯口からは引いておらずおそらく全量をオーバーフロー。
ややぬるめのお湯は、源泉露天と同じ色味で、茶色の浮遊物あり。味臭も源泉露天とほぼ同じですが、若干鮮度感が劣る感じ。あと2日で休業というのに全体に空いていて、この内湯は独占でした。

全体にぬるめで重曹泉の”冷の湯”系なので温まり感は弱く、夏向きのお湯です。
やはり源泉露天がいいですが、水着着用が残念。むしろ、ここは循環にしても風呂ゾーンの内湯をザコザコかけ流しにした方がよかったのでは?
お湯はかなりポテンシャルが高く鮮度感もあるので、プールゾーンと風呂ゾーンを別料金にして、後者を3ケタで開放していたらまちがいなく通っていたでしょう。

帰りしなに休業の理由を訊くと、”経営上の理由”とのこと。川越街道に面していて立地は悪くないので、日の出の勢いのスパ銭チェーンが源泉ごと買い取ってリニューアルオープンしたら相当はやるのでは? と思いました。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 38.0℃、570L/min(1,300m掘削揚湯)、pH=8.22*、成分総計=1.184g/kg、Na^+=322.0mg/kg (97.36mval%)、Fe^2+=0.4、Cl^-=191.4 (37.71)、HCO_3^-=535.7 (61.31)、陽イオン計=333.4 (14.39mval)、陰イオン計=731.5 (14.32mval)、メタけい酸=101.7、メタほう酸=14.9 <H7.10.2分析>
●館内掲示およびHP記載データより。*はONKEN21さんレポより引用。

〔 2005年3月24日レポ 〕
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