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■ 五色温泉 「三楽旅館」 〔 Pick Up温泉 〕



<五色温泉 「三楽旅館」>
(群馬県伊勢崎市日乃出町300、10:00~16:00(時間要問合せ)、500円/2h(金額確認要)、0270-26-3443)
紹介ページ (群馬の温泉宿((株)求人ジャーナル))

伊勢崎東郊の工場地帯に忽然とある温泉旅館。
交通量多い県道2 前橋館林線に面していますが、破風屋根瓦葺のけっこう雰囲気ある外観。
人なつこい感じのおばちゃんに料金を払って館内に入ると、鄙びた秘湯の趣にびっくり。(きもちB級も入ってるかも・・・ ^^; )

記事の切り抜きがたくさん貼られた狭い廊下をわたったおくに、男女別の浴室があります。
浴室は低温槽(レンガ造1人、36℃)、高温槽(同3人、42℃)とステンの水風呂。
カラン5、シャワーシャンプー・ドライヤーあり。土曜15時で男湯2人~独占。
全体に鉄分で赤茶けて何ともいえない雰囲気をただよわせています。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 水風呂

仕切を介してとなり合う低温槽と高温槽は、入るとお湯が行き来します。
投入口はなく、ため湯のような感じですが、側面の複数の孔から少しづつ注入で排湯はオーバーフローのみでは?(強烈なにごり湯手さぐり状態につき詳細不明)
カランがいくつかありますが、源泉カランは出ず、高温の真湯カランだけが出ました。
水風呂も真水?(鉄分が少ない感じ)のカランだけが元気。


【写真 上(左)】 カラン
【写真 下(右)】 湯色

お湯は、赤茶色のにごり湯(透明度10㎝)で、酸化鉄らしき赤褐色の浮遊物があって金気味。伊香保の「ベルツの湯」よりも赤い濁り湯は強烈な印象。(犯人はたぶんFe^3+)
色のわりには金気(鉄サビ)臭はつよくなく、粉っぽいような独特の臭いが勝ってます。(これはFe^3+の臭い?)
まったりとした感触のお湯には鉄泉特有のギシギシとした湯ざわりがあり、じんわりと温まる複雑な浴感。


【写真 上(左)】 浴場の掲示
【写真 下(右)】 泉源掲示

この立地で意表をついたにごり湯はかなりのインパクトがあります。
とくに鄙び系&B級ファンにはおすすめかと・・・。
飲泉もできるようで、温泉・飲泉リストその2 by ONKEN21さんにも載ってますが、帰りしなにおばちゃんが行方不明となり確認できずに撤退しました ^^;)

※成分表は2種類ありました。(新旧かもしれません)

<宏泉の湯(男女浴槽)/鉱泉の湯(使用場所不明)>
単純鉄冷鉱泉(Ca・Mg-HCO3・Cl型) 16.5℃/16.7℃、pH=6.16/----、湧出量ともに不明、成分総計=0.6296g/kg/0.72396、Na^+=31.6mg/kg/27.0 (16.32mval%)、Ca^2+=59.4/62.4 (43.52mval%)、Mg^2+=21.5mg/kg/20.0 (23.01mval%)、Fe^2+=24.6/29.3、Cl^-=33.6/59.6 (23.73)、HCO_3^-=244/281 (65.11)、メタけい酸=66.8/71.5、遊離炭酸=96.8/128 <S57.10.14分析/S63.4.22分析> (源泉名:宏泉の湯/鉱泉の湯)

■ブランドグルメ
〔 いせさきもんじゃ 〕
上州は小麦文化の地で、うどん、まんじゅうなどが名物。JR東日本でときおり展開される「めん街道両毛線キャンペーン」は、そうした小麦文化を背景とするものです。
伊勢崎での小麦アイテムの代表格が「もんじゃ焼き」で、月島のもんじゃにくらべると具が少なく駄菓子的なのが特徴なようです。
「当時織物で繁栄した伊勢崎の旦那衆が、織物の取引をする為に、明治43年に開通した東武伊勢崎線(伊勢崎~東京・浅草間を結ぶ私鉄)を使って上京する事が多くなり、文字焼(「もんじゃ焼き」の原型、筆者註)をこの地に伝える事になったようです。」(「いせざきもんじゃ」HPより)
市内には「いせさきもんじゃ」が食べられる店がたくさんあり、ご当地B級グルメブームのもと、しだいに知名度があがりつつあるようです。
(「伊勢崎商工会議所青年部(伊勢崎YEG)HP」、「伊勢崎市観光協会HP」などを参考)

〔 2010/02/28画像補強UP (2002/07/16レポ、2006/01/19加筆修正UP) 〕


E139.13.23.880N36.18.51.882
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