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■ 昭島温泉 「昭島温泉 湯楽の里」



昭島温泉 「昭島温泉 湯楽の里」
住 所 :東京都昭島市美堀町3-14-10
電 話 :042-500-2615
時 間 :9:00~25:00 / 原則無休
料 金 :780円(土日祝 880円、会員各100円引)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

2011/02/02に新規掘削の自家源泉を導入した温泉スパ銭。ONKEN21さんの速攻レポあり。
五日市街道「熊川武蔵野」交差点を南下、西武拝島線の踏切を渡ってすぐの右手、玉川上水沿いの緑濃く雰囲気のいい一角です。
なお、R16と五日市街道の交差点周辺は渋滞の名所なので、とくに夕方はここをパスするのがポイントかと。
Pは広いもののかなりの混雑、ウワサどおりの人気施設のようです。
入会金100円は、HPにある申込書を持参すると無料になります。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 サイン
※ 館内の写真はありません。

館内には食事処、仮眠所、アカスリ・エステ、カットサロン、岩盤浴「楽蒸洞」(2階)など、スパ銭ご用達アイテム群。
浴場はフロント右手のおくまったところ。左が男湯、右手が女湯の固定制のよう。
脱衣所は広くなくごったがえし。

内湯ゾーンは入って時計まわりに高温サウナ、ミスト塩サウナ、水風呂、座湯、機能浴槽群、絹ノ湯(シルク風呂)、トルマリン水晶&電気風呂で、おそらく全槽真湯。
内湯ゾーンは天井高くてこもりなく、外の林も眺められてなかなかいいです。

露天は林に囲まれたゆったりとしたもの。スパ銭系でここまで雰囲気があるのは深谷の「花湯の森」をのぞいて記憶にありません。
ただ、その分、内湯を出てから浴槽にたどり着くまで距離があるので、冬場など寒いかも・・・。
手前から時計まわりに「うたた寝の湯」(寝湯)、寝湯(半身浴槽×4人)、下の湯&上の湯(各9~10人、石枠鉄平石敷)、壷湯(陶製1人×3)。
寝湯は「うたた寝の湯」と称されて、赤外線を放射するといわれる岩手遠野町産の花こう斑岩が敷き詰められています。そのせいかどうかわかりませんが、寝ごこちよく人気です。

「上の湯」「下の湯」以外はおそらく真湯かと思います。
真湯系浴槽は露天で強消毒、内湯で中消毒。絹ノ湯のみは消毒がよわく、シルク風呂にはめずらしいアワつきもあって気に入りました。

カラン26、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
連休19時で常時50人以上とけっこうな盛況。

湧出量243L/minもあって温泉使用は露天2槽だけとは腑に落ちませんが、東京都は汲み上げ制限があってこうなる旨の掲示がありました。
掲示によると「上の湯」はかけ流し、「下の湯」は循環ろ過で、ともに非加水で加温・塩素消毒あり。

「下の湯」は、岩間から側面注入でたぶん槽内排湯、オーバーフローなしの循環仕様。
やや熱めのお湯は無色透明で味不明、つよい消毒臭で強消毒湯特有の締めつけるような湯ざわり。
非希釈とのことですが、わたしには真湯浴槽とのちがいはわかりませんでした。(個人的には絹ノ湯のほうがぜんぜんいい。)

「上の湯」は、赤茶に盛大に色づいた石組みの湯口からやや熱~熱湯の源泉を大量投入ですが、ときおり2分ほど投入が止まります。
湯温調整のためなら、もうすこし湯量を絞って常時投入するか加温温度を調整すればいいはずですが、あえて止めているのは、お客の回転を促すためのテクニカルな仕掛けかも・・・(笑)

壁側の上面排湯口から排湯。
槽内吸湯は見当たらず、かなりの上面排湯からしてもかけ流しでしょう。
ただ、湯口から遠い入口側に排湯はなく(側面注湯はあったかも?)、湯口から注がれた源泉の多くはもったいなくも、壁側の排湯口へ直行気味。
でもって、お湯の回転の悪い入口側の間口が広く、しかも混み合うのでお湯はかなりとなまり気味。

排湯ルート上、排湯口を壁側に設けざるを得なかったのでしょうが、この湯づかいは残念。
また、最近の湯楽の里は円形浴槽に仕切りを入れて半月状に区切る「上の湯」「下の湯」方式としていますが、これはどうなのかな?
「上の湯」がかけ流し槽、「下の湯」が循環槽となりますが、これ見よがしにとなりあっているので、当然お客は「上の湯」に集中します。
この日はそうでもなかったですが、Web情報によると「上の湯」はイモ洗い多発のよう・・・。

かけ流し人気炸裂の近頃では、かけ流し槽はむしろひっそりと配置した方が客数を絞れ、結果として湯質も保てるような気がしますが。
また、さらに欲をいえば、37.8℃の泉温を活かして、非加温槽(たとえばいまの寝湯のあたりに)がほしいところですが、やはり汲み上げ制限でムリか・・・。

「上の湯」のお湯はほぼ適温、うすく茶色がかって浮遊物はほとんどなし。
湯口でよわい重曹味+わずかな金気だし味+微苦味。弱金気貝汁+弱天然ガス臭で消毒はほとんど感じられませんが、味臭に見た目ほどのインパクトはないかな。
アルカリ泉らしい明瞭なヌルすべがありますが、うらで金気や土類が効いているためかpH=9.0ほどのヌルすべは感じられませんでした。
でも、さすがに高pHの重曹泉系、浴後はお肌ツルツルになる美人の湯です。

お湯のイメージは志木の「おふろの王様」を薄めてpHを高めた感じかな?
ただ、上に書いたようにお湯がなまり気味なのと、なにかいまいちお湯がこなれていないような硬めの浴感で、個人的にはさしてインパクトは感じませんでした。
お湯の個性からすると花小金井の「おふろの王様」や小平の「テルメ小川」のほうが上のような気がするので、すぐれものの露天の雰囲気でどれだけ広域から客を呼べるかが集客のポイントか?。
ただ、このあたりはスパ銭の競合関係がよわいところなので、足元の商圏だけで経営は成り立つとは思います。

〔 源泉名:昭島温泉 湯楽の里 〕
アルカリ性単純温泉(Na-HCO3型) 37.8℃、pH=9.0、243L/min(1,800m掘削揚湯)、成分総計=911.9mg/kg
Na^+=246.9mg/kg (97.36mval%)、Ca^2+=1.4、Fe^2+=0.8、F^-=2.3、Cl^-=47.4 (12.**)、HCO_3^-=527.2 (78.31)、CO_3^2-=27.7、陽イオン計=253.5 (11.0*mval)、陰イオン計=604.9 (11.03mval)、メタほう酸=25.4 <H22.5.27分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし(上の湯・下の湯) 加温:あり(上の湯・下の湯) 循環ろ過装置使用:あり(下の湯)/かけ流し(上の湯) 塩素系薬剤使用:あり(上の湯・下の湯)

〔 掲示類より 〕
昭島温泉湯楽の里は、平成22年5月に地下1,800mから湧出しました。
この温泉の泉質は、単純温泉の中でもpH8.5以上をクリアした「アルカリ性単純温泉」に分類され、湯に包まれるような柔らかな肌ざわりに、湯上りのすべすべとした感覚が特徴的。
別名「美人の湯」と称されるほど美肌効果に優れており、下呂温泉(岐阜)や鹿教湯温泉(長野)をはじめ、各地の温泉郷でも多くみられる泉質です。

下呂はともかく、鹿教湯とは湯質がちがうような気がするが・・・ (^^)

■ブランドグルメ
〔 拝島の渡し 〕
大正三年創業の老舗「元木屋」の銘菓で、小豆餡とかぼちゃ餡を包んだ和風折りパイ。
徳川時代からの交通の要衝、「拝島の渡し」にちなんだものだそうです。

〔 2011/05/07UP (2011/05入湯) 〕


E139.21.30.240N35.43.6.330
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