関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 諏訪峡温泉 「温泉センター諏訪ノ湯」 〔 Pick Up温泉 〕


<諏訪峡温泉「温泉センター諏訪ノ湯」> (群馬県みなかみ町(旧 水上町)高日向426、9:00~20:30、金休?、300円/1浴、0278-72-2056)
紹介ページ (とっておき日帰り温泉(求人ジャーナル社))
紹介ページ (るるぶ.com(JTB パブリッシング社))
水上温泉街のかなり手前にある自家源泉の渋~い民間日帰り施設。
水上温泉にはたくさんの温泉施設がありますが、その多くは”旧湯”(一部”新湯”?)をつかう共同配湯泉で、自家源泉をつかうのは、「きむら苑」(天狗の湯)、「塩屋温泉館」(塩屋源泉)、「松の井ホテル」(松の井源泉他)とここだけです。
ここは、水上中心部から上牧温泉寄りにはなれていて、源泉名も”諏訪峡温泉”となっているので水上温泉とは区別したほうがいいのかもしれません。
自家源泉というのもさることながら、小さな浴槽に自噴源泉をかけ流す、湯づかいのよさにも定評があります。
場所はややわかりにくいですが、県道61沼田水上線で上牧温泉をすぎ、JR上越線のガードの下をくぐった前か後(うろ覚え ^^;)の左手に出てくる看板脇の小道を左に入ってすぐ。
玄関の扉におおきく「温泉センター諏訪ノ湯」と書いてあるのですぐわかります。


【写真 上(左)】 県道に出ている看板
【写真 下(右)】 玄関脇の効能書き
玄関脇に「当温泉は自噴かけ流しで、飲用できる成分の大変豊富な天然温泉です。・・・」との効能書きがあり、お湯に自信をもっていることがわかります。
入ってすぐに休憩所。右手に飲泉コーナーがあります。
ここは飲泉にも力を入れていて、飲泉方法のていねいな案内が掲げられています。


【写真 上(左)】 飲泉コーナー
【写真 下(右)】 浴場入口
その奥に男女別の浴場。奥が男湯、手前左手が女湯です。
狭めの浴室は内湯(岩+タイル敷4-5人)のみとシンプル。
カラン3(たぶん源泉)、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。
ここはさりげに人気施設で週末午後などけっこう混んでいることも多いですが、このときは土曜12時で2人~独占!とラッキーにも空いていました。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 ザンザコのオーバーフロー
岩の湯口からとうとうと源泉が注がれ(35L/minくらいか・・・)、しっかりコップもおかれています。
湯船まわりには、白色で硬質感ある石膏の析出が大量に出ています。
もったいなくも湯口のすぐよこに排湯用切欠があるものの、ここだけでは追っつかず、浴槽はしからもサコザコにオーバーフロー。
浴槽がちいさめなので、お湯の鮮度感は抜群です。


【写真 上(左)】 石膏まみれの湯口-1
【写真 下(右)】 石膏まみれの湯口-2
無色透明のお湯は、粉っぽいような石膏味とほこほこ甘めの石膏臭(きもちイオウが混じっているかもしれぬ・・・)が明瞭で、Ca^2+=81.83mval%、SO_4^2-=92.25mval%という純度の高い石膏泉かけ流しの面目躍如。
石膏泉系のキシキシ感と強~いとろみ。肌にふり積もるような奥行きのある浴感は、やはり文句なく名湯かと思います。
濃度のある硫酸塩泉らしく、浴後のあたたまり感&その後にくる爽快感もハンパじゃありません。
石膏泉は温泉王国群馬を代表する泉質のひとつで、霧積温泉「金湯館」、川古温泉「浜屋旅館」、法師温泉「長壽舘」などとともに、群馬名物、本格派石膏泉を楽しめる貴重な施設では?。
冬場の夕方はとくにスキー客で混雑するようですが、時季・時間をずらしていけば、すぐれもののお湯をじっくりと味わえるよい施設だと思います。
Ca-硫酸塩泉 44.1℃、pH不明、250L/min(掘削自噴)、総計=1905.05mg/kg、Na^+=117.00mg/kg (17.95mval%)、Ca^2+=465.00 (81.83)、Cl^-=65.70 (6.76)、SO_4^2-=1212.00 (92.25)、CO_3^2-=7.80、陽イオン計=584.25 (28.35mval)、陰イオン計=1286.10 (27.35mval) <分析年月日不明> (源泉名:諏訪峡温泉諏訪湯)
○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でも紹介いただいています。
〔 2009年6月15日UP (2002年3月以降10回以上入湯・レポに加筆・画像補強)〕
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2002年3月、初入湯したときのみしゅらんミニレポ(抜粋)です。
水上宝台樹に春スキーに行った帰り、ついに「諏訪の湯」にいきました。
水上の温泉街からかなり離れたところにある小規模な日帰り施設です。
詳細はみしゅらんを・・・。
浴室は内湯のみ。岩+石造で4~5人の小さめの浴槽です。カラン(温泉)3、シャワーなし。シャンプー、石鹸、ドライヤーなし。
土曜夕方で男湯2~5人とまあまあゆっくり入れました。
岩の湯口から43℃位の源泉が滔々と注がれており飲泉可。
適温の湯船まわりには、白色の硬質感のある析出があります。
湯口のそば(もったいない!)と湯船端から潤沢なオーバーフローあり。
無色透明のきれいなお湯は、温泉臭と独特の味がします。
温泉臭は、敷島、白沢高原、月夜野などで感じられた「温泉臭」のより強いもの。「温泉臭」以外に例えようのない独特な臭いです。
味は「甘み」は感じられませんでした。
少しのどに引っかかる粉っぽいような味で、きもち硫化水素泉のたまご味にも似ているような...。
浴感は絶妙です。温泉三昧さんレポの「とろり」という表現がぴったり。
湯船の底はぬめっており、キシキシ感とぬめり感が拮抗して、とろりとした浴感になっている感じ。
皮膚に積み重なってくるような感じのお湯で、これは名湯です。
狭い内風呂ということもありますが、温まり感も相当なものです。食塩泉のほてり感とはまた違った感じ。
これが石膏泉の浴感? 近いうちに霧積を攻めて確認したいと思ってます。
PS. 駐車場横に源泉&ポンプ小屋があって浴室に送湯している様です。
Ca-硫酸塩泉(アルカリ性低張性高温泉) 44.1℃、pH=不明、250L/min掘削自噴、成分総計=1905.05mg/kg、Na^+=117.00mg/kg (17.95mval%)、Ca^2+=465.00 (81.83)、Cl^-=65.70 (6.76)、SO_4^2-=1212.00 (92.25)、CO_3^2-=7.80 (10.95)、陽イオン計=584.25 (28.35mval)、陰イオン計=1286.10 (27.35mval) <分析日不明>
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