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■ 江曽島(福祉温泉) 「福祉温泉江曽島」

 

江曽島(福祉温泉) 「福祉温泉江曽島」
住 所 :栃木県宇都宮市江曽島町1218
電 話 :028-658-1050
時 間 :10:00~21:00 / 原則無休
料 金 :500円
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

宇都宮江曽島に2010年秋に開設されたお湯。
場所はえらくわかりにくいです。
東京方面からだと旧国道4号と宇都宮環状R121号の立体交差「宮の内2」を左折し、1km弱走った「北若松原1」T字路を北へ右折します。3km弱走ると右手にスーパーオータニ、さらに行くと左手に郵便局があるので、その先の角を右に入ります。
細い路地をしばらく行った突き当たりを右折し、すぐを斜め左に入ります。(たしか看板あり。)そのすぐさきが目的地です。
(あとから地図で調べると、もっと近いルートもありそうですが、わたしはこのルートで行ったので・・・。)

 
【写真 上(左)】 アプローチのサイン
【写真 下(右)】 建物前のサイン

あたりは入り組んだ住宅地の路地で、このあたりの判りにくさは到達難易度の高さで知られる甲府の山口温泉や山梨市の正徳寺温泉「初花」以上かもしれません。
なにせ老人ホームのお湯なので、広域集客ははなから念頭にないのかも・・・。

かたわらに竹やぶのある農家の庭先的雰囲気のP。
右手おくにこぢんまりとした仮設的建物がみえます。

 
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 休憩所

入ってすぐが受付、正面左が男湯、右手が女湯、左手おくは休憩所になっています。
当初390円だったはずの料金は、入湯時点で500円に改訂されていました。

 
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

こぢんまりとした飾り気のない脱衣所。
おくに細長い浴場はさして広くなく内湯がひとつと、その奧、扉の向こうにかわいい露天。
露天は塀にかこまれ展望はないものの、屋根がなくあかるい雰囲気で風もとおります。
浴室は広くないこともあってややこもり気味でした。

カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
GW11時で2~7人とそこそこの入り込み。

 
【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 あかるい露天

内湯はコンクリ造、中央に仕切りがあって、奧の4-5人のスペースが適温、手前の2-3人のそれがややぬるめの浴槽となっています。
木の湯口から適温のお湯(鮮度感からみて源泉だと思う)を投入し、おそらく槽内注排湯はなく、手前ぬる湯槽側切欠きからの潤沢な流し出しは、かけ流しとみました。
湯口そばにはコップがおいてありました。

 
【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 潤沢なオーバーフロー

露天は手前が木の縁のコンクリ造5-6人でやや熱め。
こちらも木の湯口から適温のお湯(鮮度感からみて源泉だと思う)を投入し、槽内注排湯はなく、手前からの潤沢な流し出しで、かけ流しかと思います。
こちらも湯口そばにはコップがおいてありました。

お湯は内湯・露天とも大差ありません。

うすく黄色がかって灰や白の浮遊物ただようお湯は、微たまご味+重曹味+微甘味が入りまじる複雑な味。
おだやかな湯の香。(かすかに甘イオウやミシン油臭を帯びているかも・・・)
湯中にはこまかな気泡が舞っていて、よわいアワつきも感じられます。
(「炭酸泉」と書いている情報がありますが、遊離炭酸は19.4mg/kgにすぎず、炭酸泉ではありません。)

 
【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯口

また、湯中の指先が青白く発行しています。
つよいヌルすべと明瞭なとろみを帯びているうえに、鮮度感がハンパじゃないので、入っていてすこぶるきもちのいいお湯です。
あたたまりが非常につよいのは、鮮度のよさ(お湯の勢い)のためかと思います。

からだに染み入るような滋味のある浴感から、浴中は高pHの硫酸塩系か?とも思いましたが、浴後、分析書で確認すると重曹泉系でした。

泉質的なインパクトはさほどつよくないものの、質感の高いお湯で、いいお湯の見本的なもの。(いわゆる「通ごのみ」のお湯か?)
個人的には、名湯、五十沢温泉旧 西川温泉を彷彿とさせるほどのレベルを感じ、こんなのが宇都宮の住宅地に出ているのには正直、おどろきました。

宇都宮のお湯は比較的地味ですが、 「ベルさくらの湯」「さくらパークゴルフ」、ただおみ(入湯済未レポ)、南大門(同)など、かなりの実力派がいるので、じっくり攻めてみるのも面白いかもしれません。

〔 源泉名:福祉温泉江曽島 〕 <H20.11.26分析>
Na-炭酸水素塩温泉 50.0℃、pH=8.04、122.2L/min(掘削揚湯)、成分総計=1.840g/kg
Na^+=505.3mg/kg (97.58mval%)
F^-=10.6、Cl^-=29.8 (3.83)、HS^-=0.2、SO_4^2-=76.6 (7.26)、HCO_3^-=1158.0 (86.35)陽イオン計=520.4 (22.52mval)、陰イオン計=1275.2 (21.98mval)、メタほう酸=7.4、遊離炭酸=19.4

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環:なし 塩素系薬剤使用:あり

■ブランドグルメ
〔 みやおとめ 〕
食味計で厳選した宇都宮産コシヒカリ100パーセントの米を、「みやおとめ」としてブランド化して平成12年に販売開始されたもの。
宇都宮は地産地消のさかんな土地柄で、「みやおとめ」使用を売り物にする飲食店もいくつかあるようです。

〔 2014/02/04UP (2012/05入湯) 〕


E139.52.40.497N36.31.40.593

【 BGM 】
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